ホテルの中抜け勤務とは、朝食や夕食など、仕事が集中する時間帯に働き、その間に数時間の休憩を挟む勤務方法です。
求人票に実働8時間と記載されていても、最初の始業から最後の終業までが14時間や15時間に及ぶ求人も少なくありません。
外出や帰宅を認める施設がある一方で、館内で過ごすよう求める施設もあります。ただし、呼び出しへの対応や業務上の待機を求められ、労働から離れることが保障されていない時間は、休憩ではなく労働時間に当たる可能性があります。
中抜け勤務と通し勤務を併用するホテルもあり、中抜けのないホテルでも複数の業務を兼務する場合があります。
この記事では、中抜け勤務の仕組みや1日の流れ、休憩時間との違い、通し勤務との比較、ホテルタイプや職種による違い、求人票と面接で確認したいポイントを解説します。
中抜け勤務を一律に避けるのではなく、自分の生活に合った働き方かどうかを判断する参考にしてください。
ホテルの中抜け勤務とは
中抜け勤務は、朝と夕方以降など勤務時間が二つに分かれ、その間に数時間の休憩を挟む働き方です。
労働基準法で定められた正式な制度名ではなく、ホテルや旅館の求人、採用ページ、現場で広く使われている呼び方です。
求人票では「中抜け勤務」「中抜けシフト」「中抜け休憩」のほか、「朝・夕勤務」などと記載される場合もあります。
「中抜け」の表記がなくても、勤務時間が朝と夕方に分かれていれば、中抜け勤務の可能性があります。
一方、「6時~22時の間で実働8時間」のような記載だけでは、早番・遅番・通し勤務を含む場合もあるため、中抜け勤務とは判断できません。
ホテルで中抜け勤務が採用される理由
ホテルで中抜け勤務が採用されるのは、業務が忙しくなる時間帯が朝と夕方に集中しやすいためです。
朝は朝食の準備・提供やチェックアウト対応、夕方以降はチェックインや夕食の提供、宴会対応などが重なります。
一方、レストランサービスや客室係など、朝食・夕食の対応を中心とする部署では、朝食終了後から夕方までの業務量が比較的少ない傾向です。
そのため、朝食と夕食の両方を担当するスタッフについては、この時間帯を中抜けとし、朝夕の忙しい時間帯に合わせて勤務を組む方法が採られています。
中抜け勤務の1日のシフト例
公式求人では、次のような勤務例が見られます。
・7時〜11時、中抜け、17時〜21時
・6時30分〜11時30分、中抜け、16時30分〜19時30分
いずれも実働は8時間ですが、始業から終業までは13〜14時間ほどになります。勤務時間の組み方はホテルによって異なるため、あくまで一例として考えてください。
また、中抜けの開始・終了時刻は、朝食対応や仕込みの進み具合によって前後することがあります。
中抜け時間が法律上の休憩として自由に使える場合でも、帰宅・再出勤の移動や食事、着替えなどに時間を使うため、実際に好きなことへ充てられる時間は短くなります。
実働時間と始業から終業までの時間幅は異なる
求人票に「実働8時間」と書かれていても、1日の生活リズムまではわかりません。実働時間は実際に働く時間であり、始業から終業までの時間には中抜け時間も含まれるためです。
公式求人では、実働7時間30分〜8時間程度でも、始業から終業までが13時間30分〜15時間になる例があります。通勤や着替えの時間を含めると、自宅で自由に過ごせる時間はさらに限られるのが実情です。
なお「拘束時間」という言葉は、法律上の労働時間とは意味が異なります。中抜け時間が労働時間にあたるかどうかは、その間に自由に過ごせるのか、それとも待機や業務対応が求められるのかによって判断されます。
中抜け時間と一般的な休憩時間の違い
一般的な休憩は、労働時間の途中に設けられ、原則として自由に利用できる時間です。
一方、中抜け時間は勤務と勤務の間に設けられる比較的長い時間で、外出や帰宅を認めるホテルもあれば、館内で過ごすよう求めるホテルもあります。
呼び出しや待機を求められる場合もあるため、過ごし方は勤務先ごとのルールによって変わります。
中抜け時間が休憩にあたるかは働き方によって異なる
中抜け勤務では、数時間の中抜け時間が設けられることがありますが、その時間が法律上の休憩にあたるかどうかは、実際の働き方によって判断されます。
労働基準法では、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を、労働時間の途中に自由に利用できる形で与えることが定められています。
ただし、中抜け時間が長くても、そのすべてが法律上の休憩になるとは限りません。
厚生労働省は、労働から離れることが保障されている時間が休憩であり、待機や業務対応を求められる時間は休憩にあたらない場合があるとしています。
そのため「外出できなければ違法」「中抜け時間は必ず無給」「必ず賃金が支払われる」と一律には判断できません。実際の勤務内容や指示、自由に過ごせるかどうかによって判断が異なります。
不明な点があれば、就業規則や労働条件通知書を確認し、採用担当者にも確認しておくと安心です。
【 中抜け勤務で区別したい時間 】
| 時間 | 意味 | 自由に使えるか | 確認したい内容 |
| 実働時間 | 実際に働く時間 | 自由には使えない | 求人票に記載された実働時間 |
| 休憩時間 | 労働時間の途中に設けられる休憩 | 原則として自由に使える | 休憩時間の長さや取り方 |
| 中抜け時間 | 朝と夕方の勤務の間に設けられる長めの時間 | ホテルによって異なる | 外出・帰宅の可否、過ごし方 |
| 待機時間 | 呼び出しや業務対応に備える時間 | 使用者の指揮命令下にある場合は労働時間に当たる | 待機場所や呼び出しの有無 |
| 勤務終了後 | その日の勤務が終わった後の時間 | 自由に使える | 翌日の勤務開始時刻 |
| 公休 | 勤務がない休日 | 自由に使える | 年間休日数や休日の取り方 |
※中抜け時間に外出や帰宅ができるか、待機や呼び出しがあるかは勤務先ごとの運用をチェックしましょう。求人票だけで判断できない場合は、面接でも確認しておきましょう。
中抜け勤務がきついと言われる理由
中抜け勤務がきついと言われる理由は、1日の時間の使い方が変わるためです。睡眠や食事、移動、家族との時間に影響し、生活リズムを整えにくいと感じる人もいます。
始業から終業までの時間が長くなりやすい
実働時間は同じでも、中抜け勤務では始業から終業までの時間が長くなりやすく、 1日全体が仕事中心になりやすい働き方です。
中抜け時間が4〜6時間ある場合は、帰宅や再出勤の準備に時間を使うこともあり、思ったほど自由に過ごせないと感じる人もいます。
睡眠と食事の時間が不規則になりやすい
早朝勤務と夕方以降の再勤務を組み合わせるため、睡眠や食事の時間が一定になりにくい働き方です。
早朝勤務のため起床が早くなり、中抜け中の仮眠が夜の睡眠に影響することも考えられます。夕方以降の再勤務で帰宅が遅くなり、食事時間が日によってばらつきやすいのも中抜け勤務の特徴です。
健康への影響を断定することはできませんが、生活リズムを組み立てにくいと感じる場合があります。
住居が遠いと移動時間が増える
ホテルの近くに寮があれば、中抜け時間に部屋へ戻って休みやすくなります。一方、自宅が遠い場合は、移動時間が長くなり、休息できる時間が短くなることがあります。
館内で過ごす人もいるため、通勤時間や住居との距離も働きやすさを左右するポイントです。
家族や友人と生活時間が合いにくいことがある
夕食時間に勤務する日は、家族と夕食を一緒に取ることが難しくなる場合があります。友人との夜の予定も組みにくく、生活リズムの違いをストレスに感じる人がいるのも事実です。
一方で、中抜け時間を利用して平日の日中しかできない用事を済ませやすい場合もあります。
中抜け勤務と通し勤務の違い
中抜け勤務と通し勤務は、勤務時間の組み方が異なります。同じ実働時間でも、1日の過ごし方や通勤回数、勤務後に使える時間は変わります。
通し勤務はまとまった時間で働く
通し勤務とは、早番や遅番、日勤、夜勤など、一定の時間を続けて働く勤務方法です。中抜け勤務のような数時間の空き時間はありません。
ホテルでは、フロントや客室清掃などで通し勤務を採用していることが多く、勤務後はまとまった時間を過ごしやすくなります。
中抜け勤務は昼間の時間を使える場合がある
中抜け時間を自由に使える場合は、役所や銀行での手続き、通院、買い物、寮での仮眠、家事などを平日の昼間に済ませられます。
一方で、外出が制限されていたり、呼び出しに対応する必要があったりする場合は、思うように時間を使えないこともあります。
通し勤務は勤務後の時間を確保しやすい場合がある
早番や日勤の勤務後は、まとまった時間を予定に使いやすくなります。1日に何度も出勤する必要がなく、通勤の負担が少ない点もメリットの一つです。
一方で、夜勤では昼夜が逆転するため、生活リズムが乱れやすくなることもあります。
自分の生活に合う働き方を選ぶ
中抜け勤務と通し勤務は、どちらが良いとは一概にはいえません。通勤時間や家族との時間、昼間に用事を済ませたいかなど、自分の生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
【 中抜け勤務と通し勤務の違い 】
| 比較項目 | 中抜け勤務 | 通し勤務 | 比較するときの確認点 |
| 勤務時間の組み方 | 勤務の途中に数時間の休憩を挟む | 一定の時間を続けて働く | 中抜け勤務か通し勤務か |
| 1日の時間の使い方 | 昼間にまとまった時間ができる | 勤務後にまとまった時間ができる | 自分が使いやすい時間帯 |
| 通勤 | 出勤・退勤が2回になる場合がある | 基本的に1回で済む | 通勤時間や住居との距離 |
| 自由時間 | 昼間に用事を済ませやすい | 勤務後の予定を立てやすい | 休日以外の時間の使い方 |
| 睡眠 | 中抜け時間に仮眠を取れる場合がある | 夜にまとまった睡眠を取りやすい(夜勤を除く) | 生活リズムに合うか |
| 食事 | 昼食と夕食を分けて取りやすい | 勤務前後に食事を取りやすい | 社員食堂や食事補助の有無 |
| 家族との時間 | 夜は一緒に過ごしにくい日がある | 早番・日勤なら勤務後に時間を取りやすい | 家族との生活時間 |
| 向いている人 | 昼間の時間を活用したい人 | 勤務後の時間を重視したい人 | 自分の生活スタイル |
※中抜け勤務と通し勤務に優劣はありません。通勤時間や生活リズム、家族との時間などを踏まえて、自分に合う働き方を選びましょう。
ホテルタイプ・職種による中抜け勤務の違い
中抜け勤務があるかどうかは、ホテルの種類だけでなく、担当する職種や配属先によって異なります。
リゾートホテル・旅館は朝と夕方に業務が集中しやすい
リゾートホテルや旅館では、朝食と夕食の両方を提供する施設が多く、レストランサービスや調理・調理補助、客室係などで中抜け勤務になることがあります。
住み込み求人では、寮と職場の距離も確認しておきましょう。
一方で、早番と遅番に分けて中抜け勤務を設けていない施設もあり、働き方はホテルによって異なります。
シティホテルは部署によって中抜け勤務の有無が異なる
フロントは24時間体制のため、早番・遅番・夜勤の交替制になることが一般的です。
一方、レストランや宴会、婚礼、調理は営業時間に合わせて勤務を組むことが多く、中抜け勤務と通し勤務のどちらも見られます。
同じシティホテルでも、配属先によって働き方は異なります。
宿泊特化型ホテルは通し勤務が多い
宴会場や大規模なレストランがない宿泊特化型ホテルでは、中抜け勤務になる職種は限られます。
少人数で運営するホテルでは、フロントと朝食対応を兼務するなど、一人で複数の仕事を担当することもあります。
ただし、宿泊特化型ホテルでも中抜け勤務がないとは限りません。朝食提供の有無や担当する仕事の範囲も確認しておきましょう。
レストランや宴会場の有無も確認する
地域密着ホテルでは、地域の宴会や婚礼に合わせて勤務時間を組むことが多く、少人数で複数の仕事を担当する場合もあります。
一方、ラグジュアリーホテルは複数のレストランや宴会場を備えていることが多く、配属先によって働き方が異なります。
ブランド名やホテルの規模だけで判断せず、レストランや宴会場の有無、配属先も確認しましょう。
【 ホテルタイプ別に見る中抜け勤務の違い 】
| ホテルタイプ | 中抜け勤務がある理由 | 中抜け勤務になりやすい職種 | 確認したい項目 |
| リゾートホテル・旅館 | 朝食と夕食の営業が中心 | レストランサービス、調理、調理補助、客室係 | 寮の有無、中抜け時間の長さ |
| シティホテル | 部署ごとに営業時間が異なる | レストラン、宴会、婚礼、調理 | 配属先ごとの働き方 |
| 宿泊特化型ホテル | 朝食対応や兼務の有無による | フロント、朝食スタッフ | 朝食提供の有無、担当する仕事の範囲 |
| 地域密着ホテル | 宴会や婚礼の日程に合わせて勤務を組む | 宴会、レストラン、調理 | 宴会対応の有無、兼務の内容 |
| ラグジュアリーホテル | レストランや宴会場が多い | レストラン、宴会、調理 | 配属先と担当する仕事 |
※ホテルタイプだけで中抜け勤務の有無は決まりません。同じホテルでも配属先や担当する仕事によって働き方が異なるため、求人票で仕事内容や配属予定の部署を確認しましょう。
レストランサービス・調理は中抜け勤務になる場合がある
朝食対応のあとに中抜け時間を挟み、夕食のサービスや調理を担当する求人があります。朝食または夕食を中心とした通し勤務の求人も選択肢の一つです。
担当する仕事や兼務の有無によって、働き方は異なります。
宴会サービスは予約時間によって勤務が変わる
宴会や婚礼は予約時間に合わせて設営・サービス・片付けを行うため、日によって勤務時間が変わったり、中抜け勤務や変則的なシフトになったりすることがあります。
フロントは通し勤務や交替制が中心になる場合がある
フロント専任の求人は、早番・遅番・夜勤の交替制になることが一般的です。
一方、レストランや宿泊予約なども担当する求人では、朝と夕方の勤務が分かれ、中抜け勤務になることがあります。
フロント専任か、ほかの仕事も担当するかによって働き方は異なります。
日勤中心の職種と交替制の職種
宿泊予約や本部、人事、経理、営業などの管理部門では、日勤中心の求人が多く、勤務する曜日が決まっている場合もあります。
一方、客室清掃は日中勤務が中心です。ホテル直営か清掃会社に所属するかによって、働き方には違いがあります。施設管理は、施設によって日勤または交替制勤務となり、夜間勤務を含む場合も少なくありません。
ホテル内で働くか、本部や予約センターで勤務するかに加え、担当する職種によっても働き方は異なります。
応募するときは、中抜け勤務の有無だけでなく、勤務時間やシフトも確認しましょう。
正社員・リゾートバイト・住み込みでは条件が異なる
正社員の求人には、中抜け勤務と通し勤務のどちらもあります。一方、リゾートバイトや住み込み勤務では、寮までの距離や契約期間などの条件が求人によって異なります。
自分に合った働き方を選ぶために、中抜け勤務の有無だけでなく、寮の環境や福利厚生もあわせて確認しましょう。
中抜け勤務が自分に合うか判断するポイント
中抜け勤務が自分に合うかどうかは、中抜け時間の過ごし方や通勤時間、睡眠時間、家族との時間など、生活スタイルに合わせて判断することが大切です。
中抜け時間を有効に使えるか
中抜け時間は、仮眠や家事、通院、買い物、勉強などに活用できます。ただし、自由に過ごせるかどうかや、中抜け時間が十分にあるかによって、できることは異なります。
住居とホテルの距離を確認する
応募前に、寮や自宅からホテルまでの距離や通勤時間を確認しましょう。 勤務時間だけでなく、通勤時間も含めて1日の生活リズムをイメージしながら比較することが大切です。
早朝と夜の勤務に合わせて睡眠を確保できるか
勤務時間の例を見ながら、起床時間や帰宅時間を含めて無理のない生活リズムになるか確認しましょう。
中抜け勤務を続けられそうか
毎日中抜け勤務があるホテルもあれば、週に数回だけのホテルや、忙しい時期だけ中抜け勤務になるホテルもあります。
自分が無理なく続けられる働き方かを考え、実際のシフトを確認しましょう。
まとまった自由時間を取りたい人は通し勤務も比べる
夜の自由時間や家族との夕食、まとまった自由時間を大切にしたい人は、通し勤務の求人もあわせて比べてみましょう。中抜け勤務と通し勤務では、1日の時間の使い方が大きく変わります。
【チェックリスト】中抜け勤務が生活に合うか確認する項目
□ 1日の勤務時間を確認した
□ 中抜け時間を自由に使えるか確認した
□ 寮や自宅までの距離を確認した
□ 食事や睡眠の時間を確保できる
□ 通し勤務との違いを比較した
□ 家族や生活との両立を考えた
ホテル求人で中抜け勤務を確認する方法
求人票では、「シフト制」や「実働8時間」という記載だけで判断せず、勤務時間の例や配属先、寮の有無なども確認しましょう。
中抜け勤務がどのくらいあるかや、中抜け時間を自由に過ごせるかなど、求人票だけでわからないことは面接で確認すると安心です。
勤務時間例が分かれている求人はシフトの内容を確認する
勤務時間が朝と夕方に分かれている求人は、中抜け勤務である可能性があります。
ただし、早番や遅番など複数のシフトを例として記載している場合もあるため、勤務時間だけで判断せず、実際のシフトを確認しましょう。
配属職種と仕事内容欄を確認する
レストランサービスや調理・調理補助などでは、朝食と夕食の両方を担当する求人があります。このような求人は中抜け勤務になることもあるため、仕事内容と勤務時間をあわせて確認しましょう。
寮・社宅・交通費・食事補助を確認する
寮や社宅がある場合は、ホテルまでの距離や送迎の有無を確認しましょう。また、従業員食堂や休憩室、仮眠場所の有無も確認しておくと安心です。
求人票だけではわからないこともあるため、交通費の支給条件も含めて面接で確認しましょう。
求人票だけでは中抜け勤務がどのくらいあるかまではわからない
求人票だけでは、中抜け勤務の有無や通し勤務との組み合わせまではわからないことがあります。
中抜け時間に外出できるか、呼び出しがあるかも面接で確認しましょう。
面接では1日のシフトを具体的に質問する
「中抜け勤務はありますか」だけでなく、1日の働き方や中抜け時間の過ごし方まで確認すると、入社後のイメージを持ちやすくなります。例えば、次のように質問してみましょう。
質問例
・配属予定の部署では、どのようなシフトが多いですか。
・中抜け勤務の日と通し勤務の日は、それぞれどのくらいありますか。
・中抜け勤務の日は、何時から何時まで働きますか。
・中抜け時間は自由に外出できますか。呼び出しに対応することはありますか。
・従業員用の休憩室や仮眠できる場所はありますか。寮がある場合は、ホテルまでどのくらいかかりますか。
・時期によってシフトの組み方は変わりますか。異動した場合に働き方が変わることはありますか。
中抜け勤務が自分に合うか迷っている場合は「生活との両立を考えながら働きたいので、配属予定の部署ではどのようなシフトが多いですか」のように、希望を一方的に伝えるのではなく、実際の働き方を確認する形で質問すると、自分に合う職場か判断しやすくなります。
複数のホテルを同じ条件で比較する
一社だけで判断せず、中抜け勤務の頻度、勤務時間、配属予定の部署、寮からホテルまでの距離、休憩室の有無などを、複数のホテルで比べてみましょう。
同じ項目を見比べることで、自分の生活に合ったホテルを選びやすくなります。
【 求人票と面接で確認したい中抜け勤務の項目 】
| 確認項目 | 求人票でわかること | 面接で確認すること | 比較するときのポイント |
| 勤務時間・中抜け勤務 | シフト例・実働時間 | 1日の勤務時間・中抜け勤務の頻度 | 生活リズムに合うか |
| 中抜け時間 | 記載が少ない | 外出の可否・呼び出しの有無 | 自由に過ごせるか |
| 配属部署・仕事内容 | 配属予定・担当業務 | 担当する仕事とシフトの組み方 | 中抜け勤務になりやすい部署か |
| 寮・通勤環境 | 寮・交通費の有無 | 寮からホテルまでの距離・送迎の有無 | 通勤しやすい環境か |
| 休憩環境 | 福利厚生の記載 | 休憩室・仮眠場所・従業員食堂の有無 | 休憩しやすい環境か |
求人票だけではわからないことも多いため、面接で確認した内容も同じ項目で整理して比較すると、自分に合ったホテルを選びやすくなります。
中抜け勤務の少ないホテルを探すなら宿泊業に詳しい転職エージェントを活用する
求人票では確認しにくい働き方まで知りたい場合は、宿泊業に詳しい転職エージェントに相談する方法もあります。
求人ごとの違いを比較しながら、自分に合ったホテル探しをサポートしてもらえます。
求人票に書かれていないシフトを確認しやすい
宿泊業に詳しい転職エージェントでは、中抜け勤務がどのくらいあるか、1日の勤務時間、配属予定の部署のシフト、中抜け時間の過ごし方など、求人票だけではわからないことを確認できます。
求人によって確認できる内容は異なりますが、ホテルごとの働き方を比較しながら相談できます。
通し勤務が多いホテルや職種を比較できる
中抜け勤務をできるだけ避けたい場合は、その希望を転職エージェントに伝えておきましょう。
宿泊予約や本部・管理部門、交替制のフロントといった職種・部署の求人や、宿泊特化型ホテルの求人など、通し勤務が多い求人を紹介してもらえることがあります。
また、自宅から通いやすい職場など、希望する働き方もあわせて伝えておくと、自分に合った求人を探しやすくなります。
よくある質問
ホテルの中抜け勤務は違法ですか?
中抜け勤務そのものは違法ではありません。法定労働時間や休憩時間、賃金の扱いなどが労働基準法に沿っているかどうかで判断されます。
また、中抜け時間が休憩として扱われるかどうかは、その時間を自由に過ごせるかによって異なります。不明な場合は、就業規則や労働条件通知書、面接で確認しておくと安心です。
中抜け時間中は自由に外出できますか?
勤務先のルールによります。外出や帰宅が認められるホテルもありますが、待機や呼び出しへの対応を求められる場合もあります。 求人票ではわからないことも多いため、面接で中抜け時間の過ごし方を確認しておくと安心です。
ホテルではどの職種に中抜け勤務が多いですか?
レストランサービスや調理、調理補助、客室係など、朝食と夕食の両方を担当する職種で見られます。 一方、フロントは交替制が中心ですが、ほかの業務を兼務する求人では中抜け勤務になる場合もあります。職種名だけで判断せず、仕事内容やシフト例を確認しましょう。
中抜け勤務がないホテル求人は探せますか?
探すことはできます。宿泊特化型ホテルや、日勤・交替制が中心の職種では、中抜け勤務が少ない求人もあります。 ただし、ホテルや配属先によって働き方は異なるため、中抜け勤務の有無やシフトの組み方は、求人票や面接で確認しましょう。
ホテルの中抜け勤務について解説しました
中抜け勤務があるかどうかだけでなく、1日の勤務時間や中抜け時間の過ごし方、通し勤務の日もあるかなどを確認することで、自分に合った働き方かどうかを判断しやすくなります。
求人票だけではわからないことも多いため、面接では実際のシフトや担当する仕事について具体的に確認しましょう。
「できるだけ中抜け勤務を避けたい」「通し勤務が多いホテルを探したい」という場合は、宿泊業に詳しい転職エージェントに相談するのがおすすめです。
ホテルごとの働き方や求人の違いを比較しながら、自分に合った職場を見つけやすくなります。

