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    ホテルコンシェルジュの年収はいくら?平均年収の目安・給料相場・年収を上げる方法

    ホテルコンシェルジュ

    ホテルコンシェルジュへの転職を考えるなかで、「年収はいくらくらいなのだろう」「フロントより給料は高いのだろうか」と気になる方もいるでしょう。

    本記事では、公的統計とホテリエキャリアの求人データをもとに、ホテルコンシェルジュの年収や仕事内容、給与を左右する条件、年収アップを目指す方法を解説します。

    目次

    ホテルコンシェルジュの年収はどのくらい?

    ホテルコンシェルジュの給与を考えるときは、「平均年収」と「実際に募集されている求人」の両方を見ることが大切です。

    まずは、公的統計とホテリエキャリアの求人データを確認してみましょう。

    公的統計では平均年収362万4,000円

    厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、ホテルコンシェルジュは「接客担当(ホテル・旅館)」の職業別名のひとつとして扱われています。

    同職種の全国平均は次のとおりです。

    項目全国
    平均年収362万4,000円
    平均年齢41.9歳
    月間労働時間166時間
    ハローワーク求人賃金月24万5,000円

    ※2026年9月確認時点。賃金・年齢・労働時間は令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした数値、求人賃金は令和7年度。

    ただし、この362万4,000円を「ホテルコンシェルジュの平均年収」とそのまま考えるのは適切ではありません。

    この統計には、コンシェルジュだけでなく、ベルスタッフやドアスタッフ、旅館の接客担当者なども含まれています。

    そのため、362万4,000円はホテルの宿泊接客職全体を知るための参考値として捉えるのがよいでしょう。

    ホテリエキャリア掲載求人では月給17万円~40万円

    ホテリエキャリアのコンシェルジュ求人の給与を比較すると次のとおりです。

    ホテル・ポジション月給月給を12倍した金額
    ヒルトン長崎/宿泊部門スタッフ17万円~27万円204万円~324万円
    ウォルドーフ・アストリア大阪/アシスタントチーフコンシェルジュ32万円~40万円384万円~480万円

    ヒルトン長崎では、コンシェルジュを含む宿泊部門スタッフとして月給17万円~27万円で募集されています。住宅家賃補助は家賃の半額、上限3万円まで設定されています。

    一方、ウォルドーフ・アストリア大阪のアシスタントチーフコンシェルジュは月給32万円~40万円。原則年2回の業績連動型賞与も設けられているため、実際の年収は月給を12倍した金額より高くなる可能性があります。

    注目したいのは、スタッフクラスとリーダークラスでは給与水準に大きな差があることです。

    ホテルコンシェルジュの年収を左右する条件

    同じコンシェルジュでも、給与は一律ではありません。

    求人を比較するときは、次のような条件を確認しましょう。

    経験・役職

    年収への影響が大きいのが、これまでの経験と役職です。

    一般スタッフとしてゲスト対応を担当する求人もあれば、チーフやマネージャーとして、スタッフ育成や部門運営まで担う求人もあります。

    たとえば、ホテリエキャリアに掲載されているウォルドーフ・アストリア大阪のアシスタントチーフコンシェルジュでは、通常のゲスト対応だけでなく、次のような仕事も担当します。

    • 緊急時対応の指揮
    • 防災・防犯手順の確認や更新
    • 他部門リーダーとの連携
    • ホテル全体のオペレーションのコントロール
    • 部下の育成

    このように、管理・育成まで担当するポジションでは、一般スタッフより給与が高くなるケースがあります。

    ホテルのブランドやサービス水準

    勤務するホテルによって、コンシェルジュに求められるサービスの内容も異なります。

    特にラグジュアリーホテルでは、決められた案内をするだけでなく、お客様ごとの希望をくみ取り、ホテル内外のサービスを組み合わせた提案が求められることがあります。

    VIPへの対応や高度な要望への対応経験が、転職時の評価につながることも考えられます。

    ただし、「外資系なら必ず高年収」「高級ホテルなら必ず給与が高い」とは限りません。

    ブランド名だけで判断せず、実際の基本給や賞与、役職、仕事内容を確認しましょう。

    語学力

    外国人宿泊客が多いホテルでは、英語をはじめとする語学力が求められる場合があります。

    job tagでも、外国人の利用が多いホテルや旅館では語学の習得が必須となっている職場があるとされています。

    コンシェルジュの場合は、定型的な接客英語だけでなく、

    • お客様の細かな希望を聞く
    • レストランや観光地について説明する
    • 交通機関を案内する
    • 予定変更について説明する
    • トラブルの状況を把握する

    といった会話が必要になることもあります。

    語学力だけで給与が決まるわけではありませんが、応募できるホテルやポジションの幅を広げる要素にはなり得るでしょう。

    賞与や各種手当

    月給だけで年収を判断しないことも大切です。

    たとえば、月給25万円であれば、単純に12倍すると300万円ですが、賞与が支給されれば実際の年収は変わります。

    求人を見るときは、次の項目まで確認しましょう。

    • 賞与
    • 昇給
    • 時間外手当
    • 深夜手当
    • 役職手当
    • 住宅手当
    • 家族手当
    • 交通費
    • 退職金制度

    給与額だけでなく、年間休日や勤務時間、住宅関連の制度まで含めて比較すると、実際の待遇を判断しやすくなります。

    ホテルコンシェルジュとは?

    ホテルコンシェルジュは、宿泊中のお客様からさまざまな相談を受け、情報提供や手配を通じて滞在をサポートする仕事です。

    ホテル内のサービスだけでなく、飲食店や観光施設、交通機関など、ホテルの外に関する相談へ対応することも特徴です。

    厚生労働省のjob tagでは、ホテル・旅館の接客担当者の仕事として、館内施設の案内、観光名所の案内、周辺飲食店の案内・予約、交通機関の手配、病院や薬の手配などが挙げられています。

    ホテルコンシェルジュの仕事内容

    実際の仕事内容はホテルによって異なります。

    ホテリエキャリアに掲載されている求人を見ると、主に次のような仕事があります。

    館内や周辺施設の案内

    ホテルのレストランやラウンジなど、館内施設について案内します。

    周辺の観光名所や飲食店について相談を受けることもあります。

    単に場所を教えるだけではなく、お客様の目的や予定に合わせて提案することもコンシェルジュの仕事です。

    レストランやチケットの手配

    お客様の希望に合わせ、レストランを紹介したり、予約を代行したりします。

    ヒルトン長崎の求人では、飲食店の案内だけでなく、観劇チケットなどの手配も仕事内容に含まれています。

    希望している店舗や公演が利用できない場合には、別の候補を探すなど、状況に応じた対応も必要になるでしょう。

    交通機関の案内・手配

    タクシーやその他の交通手段を手配することもあります。

    観光地までのアクセスや移動方法を聞かれることもあるため、ホテル周辺の交通事情を把握しておくことが求められます。

    体調不良やトラブルへの対応

    ホテルでは、予定どおりに進むことばかりではありません。

    宿泊中にお客様が体調を崩した場合などには、医療機関や交通手段を手配することがあります。

    ヒルトン長崎の求人でも「病院の手配」が業務として明記されています。

    コンシェルジュ自身が医療判断をするのではなく、必要な情報を確認し、適切な施設や担当者につなぐことが重要です。

    お客様に合った体験を提案する

    ラグジュアリーホテルでは、一歩踏み込んだ提案を担当する場合もあります。

    ウォルドーフ・アストリア大阪の求人では、「地域とのつながりを深めた、唯一無二の体験の提供」や、ホテルの客層に合わせたイベントの立案なども仕事内容に含まれています。

    ホテルによっては、単なる手配業務ではなく、滞在そのものを設計する役割に近づいていくこともあります。

    コンシェルジュとホテルフロントの違い

    ホテルコンシェルジュとフロントは、どちらも宿泊客と接する仕事ですが、中心となる役割が異なります。

    職種主な役割仕事内容の例
    コンシェルジュ滞在に関する相談・提案観光案内、レストラン予約、交通・チケット手配
    フロント宿泊手続き・予約管理チェックイン、チェックアウト、会計、予約確認
    ベルスタッフ到着・出発時のサポート荷物の運搬・保管、客室案内

    ただし、すべてのホテルで明確に分業されているわけではありません。

    コンシェルジュ業務をフロントやベルスタッフが兼務しているホテルもあります。

    そのため、転職するときは職種名だけを見るのではなく、実際にどの業務をどのくらい担当するのかを求人票や面接で確認することが大切です。

    ホテルコンシェルジュに求められるスキル

    コンシェルジュは、豊富な知識を持っていればよい仕事ではありません。

    分からないことを調べたり、お客様が本当に求めているものを考えたりする能力も求められます。

    お客様の希望を聞き出す力

    「おすすめのレストランはありますか」と聞かれた場合でも、最適な店は人によって異なります。

    料理の好みだけでなく、

    • 人数
    • 予算
    • 同行者
    • 移動できる距離
    • 利用時間
    • 食事制限
    • 利用目的

    などを確認することで、より希望に近い提案ができます。

    表面的な質問に答えるのではなく、相手が何を求めているのかを把握する力が重要です。

    情報収集力

    飲食店や観光施設、イベント、交通機関などの情報は日々変わります。

    すべてを暗記することより、必要な情報を正確かつ素早く調べる力が重要です。

    営業時間や休館日などを古い記憶だけで案内すれば、お客様の予定に影響してしまう可能性もあります。

    最新情報を確認する習慣が欠かせません。

    提案力

    お客様の第一希望が必ず実現できるとは限りません。

    レストランが満席だったり、チケットが売り切れていたりする場合には、別の時間や店舗、プランを提案する必要があります。

    「できません」で終わるのではなく、条件の中で次の選択肢を考える力が求められます。

    語学力

    外国人宿泊客が多いホテルでは、英語を使う機会も増えます。

    単語や定型文だけでなく、お客様の希望を聞き取り、選択肢を説明できるコミュニケーション力があると仕事の幅を広げやすいでしょう。

    英語に加えて、中国語や韓国語などを使える場合も、勤務先によっては強みになります。

    部門間の調整力

    コンシェルジュだけでサービスを完結できるとは限りません。

    フロントやベル、ハウスキーピング、レストラン、調理、管理部門などと連携して対応する場面もあります。

    特に役職が上がれば、目の前のお客様への接客だけでなく、ホテル全体のオペレーションを考える力も求められるようになります。

    ホテルコンシェルジュになるには

    ホテルコンシェルジュになるために必須となる国家資格はありません。

    ただし、ホテルによって求められる経験は異なります。

    専任のコンシェルジュとして募集されるケースだけでなく、フロントやベルなど宿泊部門で経験を積み、社内異動によってコンシェルジュになるケースも考えられます。

    ホテル経験者の場合

    フロントやベル、ゲストサービスなどの経験がある場合は、それまで培った接客経験を活かせます。

    特に、

    • お客様からの問い合わせ対応
    • 観光案内
    • クレーム対応
    • VIP対応
    • 語学を使った接客
    • 他部署との調整

    などの経験があれば、応募時に具体的に伝えましょう。

    ホテル未経験の場合

    ホテル業界で働いた経験がなくても、

    • 飲食
    • 小売
    • 百貨店
    • 航空・鉄道
    • 旅行会社
    • 観光施設
    • 受付
    • 秘書
    • 営業

    などで培った接客力やヒアリング力を活かせる可能性があります。

    ただし、最初から専任コンシェルジュの求人だけに絞ると選択肢が少なくなる可能性があります。

    フロントやベル、ゲストサービスなども含めて求人を探し、将来的にコンシェルジュを目指せるホテルを選ぶ方法もあります。

    ホテルコンシェルジュの年収を上げるには?

    コンシェルジュとして年収アップを目指す場合、単純に勤務年数を重ねるだけでなく、担当できる仕事の範囲を広げることが重要です。

    チーフやマネージャーを目指す

    ホテリエキャリアの求人データからも、一般スタッフを含む求人とアシスタントチーフでは給与水準に差が見られます。

    将来的には、

    コンシェルジュ

    シニアコンシェルジュ

    チーフ・アシスタントチーフ

    コンシェルジュマネージャー

    宿泊部門の管理職

    といったキャリアを目指す方法があります。

    役職が上がれば、接客力だけでなく、スタッフ育成や業務改善、他部署との調整といったマネジメント能力も必要になります。

    より幅広いお客様へ対応できるようになる

    語学力やVIP対応、トラブル対応など、自分が対応できるお客様や状況の幅を広げることも重要です。

    特にラグジュアリーホテルでは、定型的な案内では対応できない依頼を受けることがあります。

    経験の幅を広げることで、より責任の大きなポジションへ応募しやすくなるでしょう。

    ホテルを変える

    現在のホテルに上位ポジションが少ない場合は、転職によって年収アップを目指す方法もあります。

    ただし、給与だけでホテルを選ぶのはおすすめできません。

    高い給与には、

    • 管理職としての責任
    • 夜勤
    • 高い語学要件
    • VIP対応
    • スタッフ育成
    • 緊急時対応

    などが含まれている可能性があります。

    仕事内容と給与が見合っているかを確認したうえで判断しましょう。

    コンシェルジュ求人を選ぶときに確認したいポイント

    転職後のミスマッチを防ぐためには、給与以外の条件も確認する必要があります。

    特に次の項目をチェックしましょう。

    コンシェルジュ専任か

    「コンシェルジュ」という職種名でも、実際にはフロントやベル業務を兼務するケースがあります。

    専用デスクでコンシェルジュ業務を担当したい場合は、業務分担を確認しておきましょう。

    どのようなお客様が多いか

    国内観光客、ビジネス客、外国人旅行者、富裕層など、ホテルによって客層は異なります。

    客層によって求められる語学力や提案内容も変わります。

    自分の経験や強みが活かせるホテルか確認してみてください。

    一般スタッフか管理職候補か

    給与が高い求人では、マネジメント業務が含まれていることがあります。

    求人タイトルだけでなく、

    • 部下の育成
    • シフト管理
    • 業務改善
    • 他部署との調整
    • 緊急時の責任者業務

    などが含まれていないか確認しましょう。

    年間休日や勤務時間

    給与だけでなく、働き方も重要です。

    たとえば、ホテリエキャリア掲載求人では、ヒルトン長崎は年間休日105日、ウォルドーフ・アストリア大阪は特別休暇を含め年間休日120日以上となっています。夜勤についても、前者は「なし」、後者は「あり」と条件が異なります。

    同じコンシェルジュでも勤務条件には差があるため、自分が長く働ける環境かまで確認しましょう。

    ホテルコンシェルジュに関するよくある質問

    コンシェルジュの平均年収はいくらですか?

    コンシェルジュだけを対象とした公的な平均年収は確認できません。

    厚生労働省のjob tagでは、コンシェルジュを含む「接客担当(ホテル・旅館)」の平均年収が362万4,000円となっています。

    ホテリエキャリアでは、2026年9月時点で月給17万円~40万円の求人を掲載していますが、2件のみでポジションも異なるため、平均値として扱うのは適切ではありません。

    ホテルコンシェルジュは高収入を目指せますか?

    役職やホテルによっては、一般スタッフより高い給与を目指せます。

    現在ホテリエキャリアに掲載されているアシスタントチーフコンシェルジュの求人では、月給32万円~40万円となっています。

    年収アップを目指す場合は、接客力だけでなく、語学力やVIP対応、スタッフ育成、他部署との調整など、より幅広い経験を積むことが重要です。

    ホテルコンシェルジュになるには英語が必要ですか?

    すべてのホテルで必須とは限りません。

    ただし、外国人宿泊客が多いホテルでは、語学力を求められる場合があります。

    どの程度の英語力が必要なのかは、ホテルの客層や仕事内容によって異なるため、求人ごとに確認しましょう。

    未経験でもコンシェルジュになれますか?

    必須資格はありませんが、ホテルによって応募条件は異なります。

    コンシェルジュ求人だけでなく、フロントやベル、ゲストサービスなども含めて探し、ホテルで経験を積んでからコンシェルジュを目指す方法もあります。

    関連記事:未経験からホテル業界へ転職できる?前職別に活かせる経験・おすすめ職種を解説

    ホテルコンシェルジュは経験や役職によって年収が変わる

    ホテルコンシェルジュだけを対象とした公的な平均年収はありません。

    参考となる厚生労働省の統計では、コンシェルジュを含む「接客担当(ホテル・旅館)」の平均年収は362万4,000円です。

    一方、2026年9月時点のホテリエキャリアでは、コンシェルジュを含む宿泊部門スタッフが月給17万円~27万円、アシスタントチーフコンシェルジュが月給32万円~40万円で募集されています。

    このように、同じコンシェルジュでも、ホテルや経験、役職、仕事内容によって給与には大きな差があります。

    求人を見るときは「コンシェルジュ」という職種名や月給だけでなく、実際に担当する仕事や賞与、休日、シフト、将来のキャリアパスまで確認することが大切です。

    ホテリエキャリアでは、ホテル・宿泊業界に特化した求人を掲載しています。コンシェルジュへの転職を考えている方は、現在募集されている求人を比較しながら、自分の経験や希望する働き方に合ったホテルを探してみてください。

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