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    ホテルの主な裏方仕事18選!仕事内容や必要スキル、求人の探し方も解説

    ホテルの客室清掃

    ホテルの裏方には、フロントやレストランサービスと比べて、お客様と接する機会が少ない職種もあります。また、多彩な職種があるということは、自分のスキルや経験、希望の働き方に合う求人を見つけやすいでしょう。

    そこでこの記事では、ホテルの裏方における種類と主な仕事内容を紹介します。バックヤードの業務に興味がある方はぜひ参考にしてください。

    目次

    ホテルにおける代表的な裏方(バックヤード)の種類と仕事内容

    ホテルでは、以下の部門に裏方の仕事があることが多いです。裏方業務の種類と概要を紹介しましょう。

    • 客室部門
    • 施設維持部門
    • 調理・料飲サポート部門
    • 管理・運営サポート部門

    客室部門

    客室部門は「ホテルの部屋」という大事な商品を支えるところです。客室部門には、以下の3つの裏方仕事があります。

    • ハウスキーピング
    • インスペクション
    • リネン管理

    ハウスキーピング(客室清掃)

    ハウスキーパーと呼ばれる職種です。主な仕事は、客室の清掃、ベッドメイキング、備品の補充・交換が中心となります。チェックイン時間までに客室をきれいにする必要があるため、スピード感や几帳面さが特に求められる業務です。

    客室清掃は、チェックアウト後からチェックイン前までの日中勤務が中心です。施設や担当業務によっては、早朝・夕方・夜間のシフトが設けられることもあります。

    インスペクション

    インスペクションとは、清掃後の客室を点検する業務です。専任のインスペクターを置くホテルもあれば、ハウスキーピングの責任者などが兼務するホテルもあります。

    客室やサービスの品質を重視する高級ホテルなどに多いポジションです。客室の確認にとどまらず、ホテル全体の整備状況を点検して改善につなげるケースもあります。

    フロントと客室清掃の間に位置する「品質管理の要」であるため、観察眼や責任感はもちろんのこと、コミュニケーション力も求められるでしょう。

    リネン管理

    ホテルでは、リネン類の回収や仕分け、在庫・数量管理、各フロアへの供給、外部のクリーニング業者との調整などを担当することがあります。洗濯工程を館内で行うか外注するかによって、業務範囲が変わる点にも注意が必要です。

    ハウスキーピングとリネン管理の対応範囲は、ホテルごとに異なります。クリーニングを外注している場合でも、回収や在庫管理はホテル側が担うケースがあります。

    施設維持部門

    ホテルの設備を管理・維持しているのが、施設維持部門です。具体的な職種・業務範囲はホテルごとに異なりますが、一般的には以下の3つが中心となります。

    • 施設管理
    • 清掃管理
    • 保安管理

    施設管理

    ホテルの空調・電気・エレベーターなどについて、日常点検や簡単な修繕、異常時の初期対応、専門業者への依頼・立ち会いを行う職種です。法定検査や専門的な工事は、資格を持つ担当者や外部業者が行います。

    建物の老朽化や安全性のチェックはもとより、客室清掃やフロントなどから依頼があれば、電球交換を行ったりもします。

    各設備や電気などの専門知識はもちろんのこと、他部署との連携やコミュニケーション、判断力も求められる仕事です。

    館内清掃・パブリック清掃

    館内清掃・パブリック清掃では、ロビーや玄関、庭、バックヤードなど、客室以外の清掃を担当します。場所ごとにお客様の妨げにならない時間帯を考え、スケジュールに沿って作業を進めます。

    ホテルから出るゴミなどの廃棄物を分別・処理する作業も、館内清掃・パブリック清掃のスタッフが担う場合があります。どちらかといえば裏方であるものの、作業中にお客様に遭遇することもある仕事です。清掃における迅速かつ丁寧な対応はもちろんのこと、挨拶や礼儀正しさも求められます。

    保安管理

    防災・防犯のために、ホテル内の巡回や点検を行う仕事です。ホテルという不特定多数が出入りする場所で、お客様の安全を守るための役割を担います。

    場合によっては、防犯システムの運用やセキュリティ会社とのやりとり、緊急時の対応などを担当するでしょう。

    また、防火・防災管理者に選任されている場合や、施設管理部門が防災業務を所管している場合には、消防計画や災害対応マニュアルの作成、関係機関への届出に携わることもあります。その場合、施設や防災に関する専門知識に加えて文書作成能力が必要です。

    調理・料飲サポート部門

    ホテルの食を支える料飲・調理の領域には、以下の3つの裏方仕事があります。

    • 調理スタッフ
    • 調理補助
    • スチュワード

    調理スタッフ

    調理スタッフとは、厨房で調理を行うスタッフの総称です。調理師免許を持つ調理師のほか、コックや料理人、見習いスタッフなどが含まれます。また、レストランを有する高級ホテルやシティホテルの場合、役割や専門分野ごとに以下のように多彩な調理スタッフを配置することがあります。

    • 【総料理長】調理スタッフを管理する責任者
    • 【ソーシエ】フランス料理を提供するホテルで、主にソースをつくる担当者
    • 【ブッチャー】料理で使用する肉類の仕入れや下処理を行う担当者
    • 【ベーカリー】パン作りを専門で行う担当者
    • 【パティシエ】洋菓子などのデザートをつくる担当者

    朝食サービスを中心とするホテルでは、簡易調理や料理の補充、片付けなどを担当する「朝食スタッフ」として募集されることがあります。

    調理スタッフとして活躍するうえでは、料理の専門知識に加えてコミュニケーション力や体力が求められるでしょう。

    調理補助

    調理補助は、先述した調理スタッフをサポートする仕事です。いわゆるシェフとの違いは、プロとしての調理経験がなくても働けるケースが多い点にあります。

    主な業務は、食材の仕込みや下ごしらえ、盛り付けなどです。調理補助として働くためには、複数の業務を同時にこなすマルチタスクへの対応力やコミュニケーション力が必要となります。

    スチュワード

    スチュワードとは、いわゆる「食器のプロフェッショナル」です。高級ホテルに置かれることが多いポジションであり、高価な食器に関する以下のような役割を担当します。

    • 食器の洗浄
    • 食器の磨き上げと収納
    • 食器の数量管理
    • メニューに合う食器の選定
    • 衛生管理

    スチュワードを置かないホテルでは、「洗い場スタッフ」として求人を出したりします。また、調理補助スタッフが洗い場を兼任することもあるでしょう。

    管理・運営サポート部門

    管理・運営サポートは、ホテルを経営面から支える部門です。いわゆるバックオフィスのことになります。全国チェーンの場合、以下の職種が本社に置かれているケースもあるでしょう。

    • 購買
    • 経理/財務
    • 人事
    • 総務
    • IT/PMS管理(社内SE)
    • 予約管理/レベニューマネジメント
    • 企画
    • 広報/マーケティング
    • 営業(セールス)

    購買

    ホテルの業務に必要な備品・消耗品・食材などを購入し、検品や管理を行う部門です。購買の場合、ただ購入をすればよいわけではありません。購買業務を通して、ホテル経営に利益をもたらすことが求められます。

    そのため、購買スタッフとして活躍するうえでは、以下のスキルが必要です。

    • 適切な価格や契約条件を引き出す交渉力
    • 品質や安全性を判断する商品知識
    • 納期や在庫を含めて管理するコスト意識

    経理・財務

    経理と財務は、ホテルのお金を取り扱う部門です。

    経理は、日々の取引の記録や請求・支払い、決算などを担う部門です。財務は、資金調達や資金繰り、資金運用、財務戦略などを担当します。ホテルによっては、お金を取り扱う部門をまとめて「経理課」と呼んだりします。

    現場では、専用の経理システムなどを使い、日々の事務手続きを行っていることが多いです。そのため、経理や財務の仕事をするうえでは、高いPCスキルやITリテラシーが求められます。また、ホテル全体のお金を取り扱うため、他部門との調整力やコミュニケーション力、業務改善力などが求められるでしょう。

    人事

    人事は、ホテルで働く「人」に関する業務全般を担う部門です。具体的には、以下のような仕事を担当します。

    • 人材採用
    • 人材育成
    • 人事評価
    • 人事異動
    • 人事制度の整備や策定
    • 組織風土の変革
    • 労務管理 など

    上記の労務管理では、人が安心して働けるようにするために、勤怠管理や給与計算、社会保険の手続きなどを行います。また、ダイバーシティ&インクルージョンの推進やハラスメント対策なども人事部門が携わることが多いでしょう。

    人事担当者として求められる能力は、担当業務ごとに異なります。一般的には、プレゼンテーション力やコミュニケーション力に加えて、事務手続きを効率良く進めるためのスケジュール管理力や労働基準法などの法律知識も必要でしょう。

    総務

    総務は、ホテル運営に不可欠な事務手続きを一手に担う部門の総称です。一般的には、以下のような業務を担うことが多いでしょう。

    • 施設管理
    • 勤怠管理
    • 備品管理
    • 各種契約管理
    • トラブル対応
    • 来客対応
    • 書類作成
    • 法務関連業務 など

    総務の仕事内容は、先述の人事・購買・施設管理などの部門と重なるところがあります。たとえば、本社が東京にありホテルの拠点が地方都市に置かれている場合、拠点内の総務で現場レベルの事務手続きを担うこともあるでしょう。

    IT・PMS管理

    PMSとは、ホテル管理システムの総称です。それをマネジメントするIT・PMS管理は、いわゆる情報システム部門に近い役割です。一般企業では、社内SEと呼ばれることもあります。IT・PMS管理の担当者は、以下のような役割を担います。

    • IT機器・サーバー・PMSの総合管理
    • 社内ヘルプデスク
    • 新規サービス導入時の打ち合わせや企画立案 など

    一般的には、PMSのベンダーとユーザーであるホテルスタッフの間で働くポジションでしょう。また全国チェーンの大きなホテルの場合、独自のPMSツールなどを自社開発することもあります。

    この部門で活躍するためには、いわゆるインフラやネットワークについて自分で保守・運用できるだけの高い知識が必要です。

    また、ユーザーである社員への説明やベンダーとの調整・交渉も多いため、高いコミュニケーション力も求められるでしょう。さらには、PMSやIT機器の注文にも関わることから、企画・設計や予算管理のスキルも必要です。

    予約管理・レベニューマネジメント

    大きなホテルでは、いわゆる予約センターのような窓口に予約管理全般を担当するスタッフを置くことがあります。このポジションの仕事内容は以下のとおりです。

    • 予約受付
    • 予約情報の管理
    • 宿泊プランの策定
    • お客様案内

    近年ではインターネットやSNSの普及により、ホテルの予約受付方法も多様化しています。予約管理担当として活躍するためには、自社のPMS・SNS・メールツールを扱えるPCスキルが必要です。また、お客様からの問い合わせ内容に優先順位を付け、丁寧かつ迅速に対応する処理能力やコミュニケーション力、語学力も必要となります。

    さらには、予約管理の窓口には、お客様から複雑な要望やクレームなどが寄せられることもあります。こうした問い合わせから問題の本質を把握し、適切な解決策や担当者につなげる課題解決力も求められるでしょう。

    レベニューマネジメントは、予約状況や過去の販売実績、市場動向、競合ホテルの価格などを分析し、客室料金や販売数、販売チャネルを調整する仕事です。需要予測や数値分析、PMS・RMSなどのシステムを扱う力が求められます。

    企画

    企画職には、経営企画・事業企画・営業企画といったさまざまな種類があります。具体的な仕事内容や業務範囲は、ホテルごとに異なります。

    たとえば、参謀と呼ばれることが多い経営企画の場合、経営層の方針や企業ビジョンの実現に向けて、中長期的な企画立案をすることが多いでしょう。これに対して事業企画の場合は、事業やサービスの目標を設定したうえで、実行サポートを行うケースが一般的です。

    企画職では、自社の現状や市場を分析する力や、そこから課題を見つける論理的思考力、経営層や現場に対するプレゼンテーション力が必要です。また、ホテル市場の動向に関心を持ちビジネス企画につなげる知的好奇心も求められるでしょう。

    大企業の場合、企画部門は本社に置かれることが多いです。

    広報・マーケティング

    広報・マーケティングは、市場調査を行ったうえで、自社サービスや宿泊プラン、イベントなどのPRや宣伝を行う部門です。広報とマーケティングには、厳密にいうと以下の違いがあります。

    • 【広報(PR)】さまざまなステークホルダーとの相互コミュニケーションを通して、良好な関係を築く仕事
    • 【マーケティング】顧客ニーズを知り、ホテルサービスを販売して利益を増やすための戦略的な活動を行う仕事

    具体的な業務範囲は企業ごとに異なりますが、これらを自社で内製するホテルでは、マーケティング戦略の立案から宣伝媒体の選定、自社ホームページやSNSアカウントの運用、広告作成・配信といった幅広い役割を担います。場合によっては、メディアからの取材依頼の窓口になることもあるでしょう。

    広報・マーケティング部門で活躍するためには、高い情報収集・処理能力や分析力、コミュニケーション力が必要です。また、新サービスのリリースに向けて新アカウントの運用を始めたりすることもあるため、プロジェクト管理のスキルも求められます。有効なSNSやITツールを選定し、活用するための能力も求められるでしょう。

    営業(セールス)

    ホテルの営業は、以下のような団体や法人に自社の宿泊プラン・宴会プラン・レストランサービスの案内をするのが一般的です。

    • 一般企業
    • 旅行会社
    • 大使館
    • 自治体 など

    たとえば、以下のようなプランを提案するイメージです。

    • 出張利用が多い法人には「一括受注による特別割引サービス」
    • 旅行会社には「限定サービス付きの宿泊プラン」
    • 一般企業には「大宴会場での忘年会付き宿泊プラン」 など

    営業として働くなかでは、現場でヒアリングしたお客様ニーズを企画部門に伝えたり、自分が契約を獲得したイベントを成功させるための調整を行ったりする必要もあります。その意味では、営業は多くのステークホルダーと関わる部門であり、高いコミュニケーション力やプレゼンテーション力、人を巻き込む力も必要でしょう。

    また、営業として多くの成果を出すためには、自社の売上などを分析したうえで明確な目標を設定し、その達成に向けて行動する営業マネジメント力も求められます。

    ホテルの裏方仕事に関するよくある質問

    ここまで紹介したとおり、ホテルには非常に多彩な裏方仕事があります。ホテル業界未経験から裏方仕事にチャレンジする場合、不明点が多すぎて戸惑うこともあるかもしれません。この章では、ホテルの裏方仕事に関するよくある質問と回答を紹介しましょう。

    Q.ホテルの裏方仕事は未経験からでも挑戦できる?

    ハウスキーピングや調理補助など、未経験から応募しやすい裏方職もあります。一方、施設管理や経理、ITなどでは、資格や実務経験を求められる場合があります。

    業界未経験から裏方で働きたいときには、「未経験歓迎」や「経験不問」といったキーワードで求人検索するのがおすすめです。

    Q.ホテルの裏方仕事ではどのくらい稼げるもの?

    裏方仕事で得られる収入は、勤務先のランク・職種・本人の経験・働き方の影響を受けます。したがって、「この裏方仕事なら給料◯◯万円稼げる!」といったことは一概に言えません。

    ホテルの場合、同じ職種や雇用形態でも時給や月給が大きく異なるケースもあります。高収入の職場で働きたい場合は、いくつかの求人を見ながら相場を知ることも必要でしょう。

    Q.ホテルの裏方では「平日だけ」や「日勤だけ」の働き方は可能?

    具体的な勤務時間や勤務曜日も、ホテルごとに異なります。

    求人によっては、平日のみ勤務できるパート・アルバイトもあります。ただし、土日・祝日の勤務を求められる職場も多いため、応募時に確認が必要です。ホテルや担当業務によっては、夕方以降のターンダウンや夜間清掃を担当するシフトが設けられることもあります。

    Q.ホテル求人から自分に合う裏方仕事を見つける方法は?

    多くの種類がある裏方仕事のなかから自分に合う仕事を見つけるには、まずスキルや経験、希望条件を整理することが大切です。これまで就労経験がない場合や、希望条件が多く整理しきれない場合は、宿泊業に特化した転職エージェントを活用する方法もあります。

    転職エージェントには、ホテル業界に詳しいアドバイザーが在籍しています。希望条件やスキル・経験を伝えることで、自分に合う求人を提案してもらえるでしょう。さらに「日勤で働ける裏方仕事はあるか」「調理補助ではどのような業務を担当するのか」といった相談も可能です。

    未経験からホテルの裏方仕事を目指す場合、転職エージェントを利用したほうが効率良く自分に合う求人と出会えるでしょう。

    ホテルの裏方で働くなら転職エージェントを活用しよう

    ホテルの裏方には非常にたくさんの職種があります。そのなかには、ハウスキーピングや調理補助のような未経験者を歓迎する種類から、料理長やシェフ、社内ITエンジニアといった専門性の高い職種まで、幅広い職種があります。

    そこで自分が活躍できる仕事を見つけるためには、ホテルの裏方業務に詳しい転職エージェントを活用するのも効果的です。プロのエージェントに相談すれば、希望年収や働き方、住み込みといった希望条件に合う仕事を見つけてもらえるでしょう。

    また、転職エージェントのアドバイザーは、履歴書作成や面接のサポートも行えます。初めての就職・転職に向けて何から始めたらよいかわからない場合も、気軽に相談してみるとよいでしょう。

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