パティシエは華やかな世界を思い浮かべる方が多い一方で「勤務時間が長い」「激務」といった悩みを抱える方も少なくありません。
パティシエは、職場や繁忙期によって早朝勤務や残業が発生する場合があります。
本記事ではパティシエの労働時間の実情と、長時間労働になりやすい理由を詳しく解説します。勤務時間の負担を減らすコツにも触れているため、働き方にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
パティシエの平均的な勤務時間とは
パティシエの勤務時間を正しく把握するには、1日あたりの労働時間だけでなく、仕事の流れについても知っておくことが大切です。
まずはパティシエの平均的な労働時間や他業種との違いについて解説します。
- 1日の平均労働時間
- パティシエの1日の流れ
- 一般的な職種との違い
1日の平均労働時間
厚生労働省のjob tagでは、パティシエを含む関連職種の月間労働時間は全国平均164時間です。ただし、パティシエだけを集計した数値ではありません。
特に小規模店舗や繁忙期には、早朝から閉店後まで勤務するケースもあります。月間の総労働時間が200時間以上、残業時間が月100時間を超える職場が存在するのも事実です。
数字のうえでは「やや長め」に見えても、現場の実態はより過酷な場合が多い点は知っておきましょう。
パティシエの1日の流れ
パティシエの1日を、洋菓子店を例として紹介します。
| 時間 | 主な仕事内容 |
| 6:00〜9:00 | 出勤。今日中に販売するケーキや洋菓子の仕込み・製造。 |
| 9:00〜12:00 | オープン。接客対応と並行してケーキや洋菓子を製造し、発注業務も行う。 |
| 12:00〜19:00 | 店舗の営業時間中。商品の追加製造と接客のほか、翌日分の仕込みも開始。 |
| 19:00〜21:00 | 閉店。器具の洗浄や片付け、厨房内の清掃など。 |
開店前から開店後まで、洋菓子店では膨大な業務があります。特に閉店後は、翌日の販売内容に応じた仕込みも必要です。そのため、実際には「必要な作業が終わるまで」とされ、終了時刻が明確に決まっていないケースもあります。
ホテルや大手チェーン店ではシフト制を導入しているケースもありますが、個人店では開店前から閉店後まですべて対応しなければいけない場合も。特に繁忙期や人員不足の日には、作業が深夜までおよび、長時間勤務になる場合もあります。
一般的な職種との違い
厚生労働省の調査によると、日本の労働者全体の月間平均労働時間は約163時間です。数字だけを比べると、パティシエの平均労働時間と大きな差はないように見えるかもしれません。
ただし、一般的な会社員とは、勤務する時間帯や拘束時間の長さが異なります。パティシエの仕事は、製造量や人員配置によって作業の終了時刻が左右されやすく、予定どおりに終わらず残業が発生することもあります。
また、業務に必要な研修や、使用者の指示を受けて行う練習は、労働時間に該当する場合があります。任意参加とされているか、実質的に参加が義務づけられているかなど、実際の状況に基づいて判断されます。
また土日祝日や年末年始など世間一般の休日が忙しく、休日を取りづらい点も、ほかの職種との大きな違いです。
【職場タイプ別】パティシエの勤務時間相場
パティシエが働く職場にはさまざまあり、勤務時間も職場によって大きく変わります。個人店からホテル・製菓メーカーまで、業態別に勤務時間の相場を見ていきましょう。
- 個人経営の洋菓子店・パティスリー
- 大手チェーンの洋菓子店・量販店
- ホテル・旅館
- カフェ・レストランなどの飲食店
- ブライダル業界や披露宴会場
- 製菓メーカーや食品工場
個人経営の洋菓子店・パティスリー
個人経営の洋菓子店はパティシエの人数が少ないぶん1人あたりの担当業務が広く、特に長時間労働になりやすい環境です。
月間の総労働時間が300時間を超えるケースも珍しくなく、下積み時代には「仕込みから仕上げ・片付けまですべて担当する」慣習が続く職場も多く見られます。
残業代が適切に支払われないケースがある点も、懸念材料のひとつです。やりがいを感じたり、技術を習得したりできる環境ですが、体力面・精神面への負担が大きく、働くときは労働条件もしっかりと確認しましょう。
大手チェーンの洋菓子店・量販店
大手チェーンや量販店のパティシエは月間労働時間が200〜220時間ほどと、個人店よりも安定した勤務体制が整っている傾向にあります。
早出・遅出のシフトを組んで作業を分担でき、勤務時間をある程度コントロールしやすい職場です。
大量生産や標準化された工程を担当する職場では、個人の裁量で商品を開発する機会が限られる場合があります。お菓子の創作技術を磨きたい方は物足りなさを感じる可能性がある点も、知っておきたいポイントです。
ホテル・旅館
ホテルや旅館のパティシエは施設内の労務管理システムが整っている場合が多く、定時に近い勤務体制を目指しやすいとされています。月間の労働時間は170〜200時間前後が目安で、残業代が適切に支給されやすい点も魅力です。
ただし宿泊業界は土日や連休中に宿泊客が増えるため、週末の業務量は増える傾向にあります。
高級ホテルでは有名パティシエのもとで学べるケースも多く、業務時間外にスキルアップや研究ができるなど、拘束時間はさまざま。働く施設によって雰囲気や勤務時間は大きく変わるため、幅広い業態・働き方から自分に合った職場を探せる業界だといえます。
カフェ・レストランなどの飲食店
カフェやレストランでパティシエとして働く場合、月間の勤務時間は200〜230時間ほどが一般的です。
もちろん店舗の規模やメニュー構成にもよりますが、ドリンク提供など製菓以外の業務を兼任するケースもあり、業務の幅が広がるほど製菓に専念できる時間は限られる傾向にあります。
一方でカフェやレストランはお客様と接する機会が多く、自分が作ったスイーツの感想を直接聞きやすく、やりがいを感じられる業態です。
ブライダル業界や披露宴会場
ブライダル業界や披露宴会場でのパティシエはウェディングケーキをはじめとしたコース料理のデザート製造が主な仕事です。月間の労働時間は180〜200時間前後が目安ですが、挙式件数が多い時期は残業や休日出勤が集中するケースもあります。
特に以下の時期は、結婚式場の繁忙期にあたります。
- 3月〜5月の春季
- 6月(ジューンブライド)
- 9〜11月の連休
この時期は結婚式の件数が増え、勤務時間も長くなる傾向にあります。
一方で閑散期はゆとりが生まれることもあり、年間の稼働時間にメリハリが生じるのが特徴的な職場です。
製菓メーカーや食品工場
菓子工場の製造職では、ライン作業や製造機械の操作・監視を担当する場合があります。月間の労働時間は180〜200時間ほどが目安で、工場によっては受注量に応じた残業が発生します。
シフト制が組まれている職場が多く、ある程度は規則性のある働き方を目指せるでしょう。
洋菓子を創作する機会は減りますが、安定した収入・働き方を重視したい方に向いている選択肢だといえます。
パティシエが長時間労働になりやすい理由
パティシエの勤務時間が長くなりやすい背景には、仕事の構造や業界特有の慣習など、さまざまな要因があります。パティシエが長時間労働になりやすい主な理由を、5つ紹介します。
- 早朝の仕込みから閉店後の片付けまであるため
- 仕込みの量が膨大で仕上がりも追求しなければいけないため
- 慢性的な人手不足で1人あたりの負担が大きいため
- 厳しい縦社会が色濃く残っているため
- 繁忙期の残業が避けられないため
早朝の仕込みから閉店後の片付けまであるため
パティシエの仕事は店舗が開く前から始まり、閉店後もすぐに終わりません。
| 時間 | 主な仕事 |
| 開店前 | 仕込みや商品の仕上げ・陳列作業など |
| 営業中 | 接客・商品の製造・発注業務など |
| 閉店後 | 翌日の仕込み・片付け・新商品の開発など |
店舗の営業前後のどちらにも仕事がある特性上、長時間にわたって専門的な知識や技術を持つ人が必要な仕事です。
この構造は個人店に限った話ではありません。多くの店舗・飲食店に共通する性質であることから、パティシエの長時間勤務は解消が難しい課題だといえます。
仕込みの量が膨大で仕上がりも追求しなければいけないため
洋菓子製造は材料の計量や生地の仕込み・焼成、デコレーションと工程が多く、一つひとつに高い精度が求められます。いずれかの工程でミスがあれば商品の仕上がりや品質に直結するため、丁寧かつ迅速な作業が常に求められる仕事です。
こうした性質から「時間がかかっても丁寧に仕上げなければいけない」作業も発生し、結果として長時間勤務におよぶケースもあります。
慢性的な人手不足で1人あたりの負担が大きいため
パティシエ業界は慢性的な人手不足で、特に小規模な個人店では少ない人数で多くの工程をこなさなければいけません。
本来であれば複数人で分担する仕事も1人で対応しなければいけないケースも多く、1人あたりの労働時間が長くなりやすいのも実情です。
さらに退職者が出ても人員補充が追いつかないまま業務が継続されるケースも見られます。残ったパティシエへの負担が増えたまま状況が改善されにくい点も、長時間労働が発生しやすい原因のひとつです。
厳しい縦社会が色濃く残っているため
パティシエは「職人の世界」であり、上下関係が厳しく先輩・上司に師事しながら働く形の職場も多く存在します。その結果パティシエ業界では以下のような職場もあります。
- 先輩が残業していれば後輩は帰りづらい
- 営業後の自主練習が当然視される
こうした業界特有の慣習により、労働基準法が定める適正な労働時間とかけ離れた状況が慢性化している職場があるのも実情です。
繁忙期の残業が避けられないため
クリスマスやバレンタインデーなどのイベントシーズンは、注文数や製造量が通常時の何倍にも増える場合があります。つまりパティシエの作業量も増え、繁忙期には連日早朝から深夜まで働くのが常態化している店舗もあるほどです。
繁忙期の残業は職場の規模を問わず発生しやすく、特に個人店では、人員体制や受注量によって、クリスマス前の勤務時間が長くなる場合があります。
仕事は注文数に応じて「終わるまで」続くため、繁忙期には勤務時間が長くなる可能性があることを、あらかじめ知っておきましょう。
パティシエの繁忙期と残業・休日の実態
パティシエの勤務時間を左右する大きな要素のひとつが、繁忙期や閑散期です。パティシエとして就職・転職を考えている方は、繁忙期や残業・休日の実態も知っておきましょう。
- 繁忙期はクリスマスなどのイベントシーズン
- 閑散期の勤務時間も短くはならない
- 土日に休みを取れるかは職場により変わる
- 上司への相談で労働環境が改善する場合も
繁忙期はクリスマスなどのイベントシーズン
パティシエの繁忙期は以下のようなイベントシーズンです。
- 12月下旬のクリスマスシーズン
- 2月のバレンタインデー
- 3月のホワイトデー
- 5月上旬のゴールデンウィーク
- 10月下旬のハロウィン
土日や祝日など、ケーキの需要が増えるタイミングがパティシエの繁忙期として挙げられます。なかでも12月のクリスマスはケーキの需要が大きく増え、11月頃から予約注文が入り始める店舗もあります。
年間を通してイベントは続くため「繁忙期が終わったと思ったら次の準備が始まっている」といった状況になりやすいのが実態です。
閑散期でも勤務時間が短くなるとは限らない
閑散期である夏場(7〜8月)はケーキや焼き菓子の売り上げが落ち着く傾向にあり、繁忙期と比べれば製造量は減ります。しかし、閑散期だからと勤務時間が減るとは限りません。
店舗が営業している以上、閑散期であっても以下の仕事は発生します。
- 営業時間外の仕込みや片付け
- 誕生日や記念日の特別注文
誕生日は時期を問わずいつでも注文が入る可能性があり、営業時間外の仕込みや準備は時期を問わず必要です。
また職人気質なパティシエの世界では閑散期こそ「技術を磨く時間」との考え方も根付いています。営業後の自主練習や新商品の開発に取り組む文化が根強く残っており、製菓に取り組む時間や、新商品について考える時間は減らない場合があります。
夏季は比較的受注が落ち着く傾向がありますが、勤務時間が短くなるかどうかは店舗の営業体制によります。
土日に休みを取れるかは職場により変わる
パティシエは、土日や祝日に休みを取りにくい職場が多いのが実情です。洋菓子店やレストランでは、来客が増える土日に人手が必要となるため、平日を定休日にしている店舗も少なくありません。
ただし、職場によってはシフト制を採用し、週に2日の休日を設けています。
求人票に「週休2日制」と記載があっても、土日に休日を取れるとは限らない点には注意が必要です。
上司への相談で労働環境が改善する場合も
勤務時間が過酷で心身が疲弊しているなら、まずは職場の上司や先輩に、現在の勤務状況について相談しましょう。長すぎる勤務時間が原因で疲弊しているのであれば、相談によりシフトの見直しなどによって、勤務状況を改善してもらえる可能性があります。
ただし「相談すれば必ず要望が通る」とは限りません。上司や先輩が「パティシエの下積みは長時間働いてこそ」といった考えを持っていたり、そもそも人手が足りていなかったりするケースもあります。
相談したものの改善の見通しが立たないのであれば、転職によって働く環境を変えるのも選択肢のひとつです。心身への影響が出始めているのであれば、無理に現場を続けず早めに行動に移しましょう。
パティシエが勤務時間の負担軽減を重視して職場を選ぶコツ
パティシエを続けながら勤務時間を減らすには、転職を視野に入れるのも大切です。パティシエとして勤務時間の負担が少ない職場へ転職するコツを紹介します。
- 職場の規模と労務管理体制を確認する
- 大手チェーン・メーカーの福利厚生を確認する
- ホテル・旅館のパティシエ求人にも注目する
職場の規模と労務管理体制を確認する
勤務時間の改善を目指すうえで最初に確認すべきことは、職場の規模と労務管理の仕組みです。
個人経営の小規模店舗はオーナーの裁量で勤務体制が決まるケースが多く、労務管理の整備が進んでいない場合もあります。
一方で企業が運営する大手チェーン店やホテル・旅館では、パティシエについても、就業規則に基づいて勤怠管理が行われています。残業代の支払いや有給休暇の取得がスムーズな職場も多く、仕事とプライベートのバランスを保ちながら働きやすい環境を探せるでしょう。
求人を見るときは「就業規則あり」「残業手当全額支給」といった記載内容を確認したうえで、労務管理体制が整った職場を選びましょう。
大手チェーン・メーカーの福利厚生を確認する
大手チェーンの洋菓子店や製菓メーカーは、以下のように福利厚生が充実している傾向にあります。
- 社会保険の完備
- 交通費支給
- シフト制による勤務時間の均等化
- 育児休業の取得制度・実績あり
働くにあたって給与はもちろん大切ですが、月の残業時間や有給取得率など、働きやすさを整備しているかどうかも大切です。福利厚生面も比較材料として求人を探し、入社後のギャップを減らしましょう。
ホテル・旅館のパティシエ求人にも注目する
勤務時間の安定性を重視するうえで注目したいのが、ホテル・旅館のパティシエ求人です。ホテルや旅館のパティシエ求人には、以下のような特徴があります。
- 組織規模が大きく労務管理体制が整っている
- 残業代や夜勤手当の支払いが明確である
- 定時退勤や有給休暇の取得を支える体制が整っている
パティシエとしての技術を活かしつつ、レストランのデザートやアフタヌーンティーメニューの開発に携われるのも魅力です。土日休みは難しいものの、チームで業務を分担する体制が整っており「1人ですべてをこなす」状況になりにくいでしょう。
パティシエとして働きやすさを重視しつつ転職先を探すなら、ホテルや旅館の求人も視野に入れてみてください。
パティシエの労働時間に関するよくある質問
パティシエの勤務時間についてよく寄せられる疑問をまとめました。パティシエとして労働環境を改善しながら転職したい方は、あわせて参考にしてください。
- 長時間労働は法律違反ではないのですか?
- 長時間の勤務に残業代や夜勤手当は出ますか?
- パティシエの仕事に将来性はありますか?
- パティシエとして働くやりがいは何ですか?
- パティシエも有給休暇を取れますか?
長時間労働は法律違反ではないのですか?
労働基準法では、法定労働時間を原則として1日8時間、週40時間と定めています。これを超えて時間外労働をさせるには、原則として36協定を締結し、労働基準監督署へ届け出る必要があります。
ただし労使協定を結んでいたとしても、月間100時間を超える残業は法律違反です。
業界や職種にかかわらず、法定上限を超える時間外労働や、適切な残業代が支払われない状態は違法となる可能性があります。
「長時間働くのが当たり前」という風土があっても、法律に違反する働かせ方は認められないことを理解しておきましょう。
長時間の勤務に残業代や夜勤手当は出ますか?
労働基準法に基づき、法定労働時間を超えた労働や、午後10時から午前5時までの深夜労働には、原則として割増賃金が支払われます。
ただし以下のケースでは固定給が中心で残業代がほとんど出ない可能性があり、注意する必要があります。
- 個人経営店で固定給のみ定められている
- 厨房での個人練習や商品開発が勤務時間と認められない
一方で大手チェーンやホテルなどでは福利厚生の整備が進んでおり、規定の労働時間外には残業代や夜勤手当が支給されるでしょう。
パティシエとして働くときは求人票に記載された残業代の有無や計算方法について、必ず確認してください。
パティシエの仕事に将来性はありますか?
パティシエの仕事は単純な製造だけでなく、感性や技術・表現力が求められる仕事のため、完全な機械化や自動化は難しい業界です。近年ではSNSを通じたスイーツの発信も盛んで、見た目にも華やかなスイーツは国内外から高く評価されるでしょう。
そのためパティシエの仕事は今後も一定の需要が続くと考えられますが、業界全体の人手不足や賃金水準に課題が残っているのは事実です。
働き方を改善したい場合は大手チェーンやホテル業界など、福利厚生が整った職場へのキャリアチェンジも検討してください。
パティシエとして働くやりがいは何ですか?
パティシエのやりがいとして主に以下が挙げられます。
- 自分の作ったお菓子でお客様を笑顔にできる
- お客様の誕生日や記念日などをケーキで彩れる
- 技術と経験を重ねればスキルを高め、作れる菓子の幅を広げられる
- スキルアップの成果がお菓子の仕上がりに表れる
- コンクールなど、成長につながる機会がある
洋菓子店はパティシエとお客様の距離が近く、自分が作ったケーキでお客様が笑顔になる様子を見られるのが魅力です。自分のスキルアップがお菓子の仕上がりやコンクールでの評価といった形で表れやすい点も、やりがいにつながるでしょう。
勤務時間の長さなどに課題がありながらも、パティシエとして長く続けるプロも多いのは、こうしたやりがいがあるからこそといえます。
パティシエも有給休暇を取れますか?
法律上はパティシエも有給休暇を取得する権利があります。
ただし実際に有給休暇を取りやすいかどうかは、職場により変わるのも実情です。
大手チェーンやホテルなど規模の大きい職場であれば、有給休暇を取得しやすい環境が整っている場合があります。一方で、個人経営の洋菓子店では人手が限られており、有給を申請しづらい雰囲気の職場もあるでしょう。
パティシエとして就職・転職するときは、労務環境や有給取得率についても確認したうえで職場を決めることが大切です。
パティシエが勤務時間の改善を目指すなら転職のプロへご相談を
パティシエの勤務時間は職場や業態によって変わりますが、全体的に長時間労働になりやすいのは事実です。勤務時間の負担を減らしながらパティシエの仕事を続けるのであれば、職場選びの段階から労務管理が整った施設を選びましょう。
なかでも注目したいのが、ホテルや旅館のパティシエ求人です。運営規模が大きく、労働環境の整備が進んでいる施設もあり、シフト制で任される業務が分担されているなど、従業員の働きやすさに配慮した職場も多く存在します。
とはいえ「どの職場が自分に合っているか」を見極めるのは簡単ではありません。慎重に転職を進めたい方はぜひ宿泊業界に特化した転職エージェントへの相談を検討してみてください。
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