ネイリストからは、同業だけでなく異業種への転職も目指せます。接客や提案、予約対応、会計などの経験は、美容に関わる仕事や事務・受付、宿泊業などでも生かせる可能性があります。
転職先を選ぶときは、ネイリストを辞めたい理由を整理し、「次の仕事でも続けたいこと」と「変えたいこと」をはっきりさせることが大切です。
そのうえで、自分の経験を生かせる仕事や、希望する働き方に合う求人を比べていきましょう。
この記事では、ネイリストから転職するときの仕事選びや経験の生かし方、転職活動の進め方についてわかりやすく解説します。
ネイリストは経験を整理すれば異業種への転職も目指せる
ネイリストから異業種への転職はできます。施術の技術を直接使わない仕事でも、ネイリストとして身につけた接客や提案などの経験を生かせる場合があります。
まずは、自分がこれまで担当してきた仕事を振り返り、転職先で生かせる経験を整理することが大切です。
施術以外に担当していた仕事も転職に生かせる
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」では、さまざまな職業の仕事内容や、仕事に必要な力などを調べることができます。
job tagによると、ネイリストは施術だけでなく、お客様への説明や質問への対応、ネイル関連商品の販売、サロンの清掃や消毒、備品・消耗品の管理や発注などを行うことがあります。
ただし、担当する仕事はサロンや立場によって異なります。自分が実際に担当していた仕事を書き出してみると、施術以外にも転職先で生かせる経験を見つけやすくなります。
未経験の仕事では新しく覚えることもある
ネイリストの経験を生かせる仕事でも、転職先によっては新しく覚えることがあります。たとえば事務職では、パソコンを使った書類作成などが必要になる場合があります。
今までの経験だけですべてをこなそうと考えず、自分ができることと、これから覚える必要があることを分けて考えることが大切です。
転職前にネイリストを辞めたい理由を3つに分ける
ネイリストを辞めたい理由を整理すると、次の仕事で何を変えたいのかが見えてきます。まずは「職場」「仕事内容」「勤務条件」の3つに分けて、自分がどこに不満を感じているのかを考えてみましょう。
職場への不満なら別のサロンで解決できるか考える
人間関係や店舗の雰囲気、指示の出し方など、職場そのものへの不満であれば、同じ仕事内容のまま別のサロンに移ることで解決する場合があります。
施術の仕事は続けたいけれど、今の職場のやり方や雰囲気が合わないと感じているなら、お客様の層や店舗の方針が自分に合うサロンを探してみましょう。
仕事内容への不満なら残したい業務を確認する
施術そのもの、接客、販売のノルマなど、仕事の中身に不満がある場合は、同業のまま職場を変えても同じ悩みが続くことがあります。この場合は、残したい業務と手放したい業務を分けることが出発点です。
人と接する仕事は続けたいが施術の負担を減らしたいのか、施術は好きだが提案や販売の比重を減らしたいのかによって、目指す方向が変わります。
勤務条件への不満なら求人条件を具体的に比べる
勤務時間、休日、賃金など、勤務条件への不満であれば、同業でも条件のよい求人に移ることで解決できる場合があります。
ただし、条件だけを見て転職先を決めると、仕事内容が合わずに同じ不満を繰り返すことになりかねません。休みたい曜日、働きたい時間帯、希望する賃金などを具体化したうえで、求人票の条件と比べてみましょう。
【ネイリストを辞めたい理由と確認すること】
| 原因 | 確認すること | 選択肢 |
| 職場 | 人間関係、店舗の雰囲気、指示の出し方 | 同業で別のサロンへ移る |
| 仕事内容 | 施術、接客、販売の比重 | 残したい業務を軸に方向を選ぶ |
| 勤務条件 | 勤務時間、休日、賃金の仕組み | 同業か異業種かで条件を比べる |
複数の理由が重なっている場合もあります。その場合は、どの理由が一番大きいかを考えたうえで、次の章で経験を整理していきます。
ネイリストの経験を3つに分けて整理する
転職活動では、ネイリストとして「担当していた仕事」「身についた力」「それがわかる具体的な経験」の3つに分けて考えてみましょう。
たとえば、接客をしていたというだけでなく、どのようにお客様の希望を聞き、どのような提案をしていたのかまで振り返ります。こうして整理すると、自分の経験を次の仕事でどう生かせるのか考えやすくなります。
1.お客様の希望を聞いて提案した経験を整理する
ネイリストは、お客様と会話し、好みや希望に合わせてデザインや施術内容を考える場面があります。この経験から、相手の話をよく聞く力や、希望に合った提案をする力が身についていることがあります。
自分がどのようなことを聞き、どのような提案をしていたのか、実際のお客様とのやり取りを振り返ってみましょう。
2.予約・会計・販売などの経験も書き出す
施術以外に担当していた仕事も忘れずに整理しましょう。たとえば、予約の受付をしていたなら、電話対応や日程を調整した経験があります。
会計では正確にお金を扱う力、商品の販売ではお客様に合った商品を説明する力が身についていることがあります。備品の確認や発注をしていた場合も、自分が担当していた仕事として書き出しておきましょう。
3.仕事で工夫していたことも振り返る
施術の技術だけでなく、仕事を進めるうえで工夫していたことにも目を向けましょう。
たとえば、時間内にていねいに仕上げるために手順を工夫していた、お客様が安心できるようにわかりやすく説明していたなどの経験です。
売上や指名数など、数字で示せるものがあれば、事実を確認したうえで整理しておきましょう。
ここまで振り返った内容を、次のように3つに分けると整理しやすくなります。
【ネイリストの経験と身についた力の整理例】
| 担当していた仕事 | 身についた力 | 具体的な経験 |
| お客様の希望を聞いて提案する | 話を聞く力、提案する力 | 好みを聞き、希望に合ったデザインを提案した |
| 予約の受付・会計 | 日程を調整する力、正確に対応する力 | 予約の変更に対応した、会計を担当した |
| 商品の販売 | わかりやすく説明する力 | お客様に合った商品や使い方を説明した |
| 備品の確認・発注 | 必要なものを確認して管理する力 | 在庫を確認し、必要な備品を発注した |
すべてを当てはめる必要はありません。自分が実際に担当していた仕事だけを選び、そこで身についた力や具体的な経験を整理してみましょう。
ネイリストからの転職先は5つの方向で考える
ネイリストからの転職先には、別のサロン、美容に関連する仕事、事務・受付、その他の異業種、ホテル・旅館などの宿泊業があります。
どの仕事が合うかは、ネイリストとして身につけた経験や、次の仕事でも続けたいこと、変えたいことによって違います。自分がこれまで整理してきた内容をもとに、5つの方向から考えてみましょう。
1.別のサロンならネイリストの経験をそのまま生かしやすい
施術を続けたい場合は、別のサロンへの転職が考えられます。これまで身につけた技術や接客の経験を生かしながら、今とは違う職場で働けることが大きな特徴です。
「ネイリストは続けたいけれど、今の職場を変えたい」という人は、まず別のサロンを考えてみるとよいでしょう。
2.美容に関わる仕事なら知識や提案の経験を生かせる
ネイル以外の美容に関わる仕事へ転職する方法もあります。たとえば、化粧品や美容に関わる商品の販売などです。
ネイルの施術をする仕事ではありませんが、美容の知識や、お客様の希望を聞いて商品やサービスを提案してきた経験を生かせる場合があります。「美容には関わり続けたい」という人に向いている選択肢です。
3.事務・受付なら予約や会計の経験を生かせる
施術から離れたい場合は、事務や受付も転職先の候補になります。サロンで予約の受付や会計、電話対応などをしていた経験は、事務でも生かしやすい強みです。
一方で、事務ではパソコンを使う仕事も多いため、これまで使ったことがないソフトや作業を新しく覚えることもあります。
4.その他の異業種でも接客経験を生かせる仕事がある
販売職やサービス業など、美容とは違う仕事へ転職する方法もあります。
ネイリストとしてお客様の話を聞いたり、希望に合った提案をしたりしてきた経験は、人と接する仕事でも生かせる場合があります。美容の仕事にこだわらず、自分が続けたいことをもとに幅広く考えてみましょう。
5.ホテル・旅館などの宿泊業でも接客経験を生かせる
ホテルや旅館などの宿泊業も、ネイリストからの転職先として考えられます。
ネイリストは、お客様の希望を聞き、一人ひとりに合わせて対応する仕事です。こうした接客の経験に加えて、予約受付や会計などを担当していた経験も、宿泊業との共通点があります。
宿泊業にはさまざまな仕事があるため、ネイリストのどの経験を生かせるのかについては、後ほど詳しく紹介します。
5つの転職先では、生かしやすい経験や向いている人がそれぞれ異なります。
【ネイリストから考えられる5つの転職先】
| 転職先 | 生かしやすい経験 | 向いている人 |
| 別のサロン | 施術、接客 | ネイリストを続けながら職場を変えたい人 |
| 美容に関わる仕事 | 美容の知識、接客、提案、販売 | 施術から離れても美容に関わりたい人 |
| 事務・受付 | 予約受付、会計、電話対応 | 施術から離れ、事務や受付の仕事をしたい人 |
| その他の異業種 | 接客、説明、提案 | 美容以外の仕事にも目を向けたい人 |
| ホテル・旅館などの宿泊業 | 接客、提案、予約受付、会計 | 人と接する経験を生かして働きたい人 |
転職先を選ぶときは、5つの中から無理に一つを選ぶ必要はありません。これまで整理してきた「続けたいこと」と「変えたいこと」をもとに、自分に合いそうな方向をいくつか比べてみましょう。
ネイリストの経験を生かした自己PRの作り方
自己PRでは、「接客が得意です」「細かい作業が得意です」と伝えるだけでは、自分のよさが十分に伝わらないことがあります。
ネイリストとして実際に経験したことをもとに、自分の強みを応募先でどう生かせるのかを伝えることが大切です。
1.強みだけでなく実際の経験も伝える
自己PRでは、「接客が得意です」と伝えるだけでなく、その強みがわかる実際の経験も加えましょう。
たとえば、お客様の希望をていねいに聞き、それに合ったデザインを提案していた経験があれば、どのように対応していたのかを具体的に伝えます。実際の経験を加えることで、自分の強みに説得力が出ます。
2.自分の行動がわかるように伝える
「正確に仕事ができます」「細かい作業が得意です」といった強みは、自分が実際にしていたことと一緒に伝えます。
たとえば、決められた手順で消毒や清掃をしていたことや、施術時間を意識しながら丁寧に仕上げていたことなどです。自分が仕事でどのように行動していたのかを伝えると、強みが相手にもわかりやすくなります。
3.応募先でどう生かせるかまで伝える
自己PRの最後には、ネイリストとして身につけた力を、応募先でどう生かしたいのかを伝えましょう。
たとえば、お客様の希望を聞く力であれば、「相手に合った案内や対応に生かしたい」とつなげられます。
応募する仕事に合わせて伝え方を変えれば、ネイリストの経験と次の仕事とのつながりがわかりやすいです。
自己PRは、「自分の強み」「実際の経験」「応募先でどう生かすか」の順に考えると作りやすくなります。
【ネイリスト経験を自己PRにする例】
| 伝えたい強み | 実際の経験 | 応募先への伝え方 |
| 相手の話を聞く力 | お客様の希望を聞いてデザインを提案した | 相手に合った案内や対応に生かしたい |
| 正確に仕事を進める力 | 決められた手順で消毒や清掃を行った | 決められた手順を守る仕事に生かしたい |
| 予定に合わせて対応する力 | 予約の受付や変更に対応した | 受付や予約対応に生かしたい |
すべての経験を自己PRに入れる必要はありません。応募する仕事に合う強みを一つ選び、それがわかる経験と、入社後にどう生かしたいのかをつなげて伝えましょう。
ネイリストからの転職を進める6つの手順
ここまで整理してきた内容をもとに、次は実際の転職活動を進めていきます。転職先を考えるところから応募・退職までを順番に進めると、焦って仕事を決めたり、準備ができないまま退職したりすることを防ぎやすくなります。
1.転職する時期を決める
まず、今の仕事を続けながら転職先を探すのか、退職してから探すのかを考えます。
退職後に転職活動をする場合は、次の仕事が決まるまで収入がない期間ができることもあります。生活費や貯蓄なども考え、無理なく転職活動を続けられる時期を決めましょう。
2.求人を探して候補をいくつか選ぶ
これまで整理してきた内容をもとに、自分に合いそうな求人を探します。
最初から一つに決めず、仕事内容や働き方が希望に近い求人をいくつか選んでおくと比較しやすいです。求人票で詳しく確認したいポイントについては、次の章で紹介します。
3.応募先に合わせて履歴書などを準備する
応募したい求人が決まったら、履歴書や職務経歴書など、必要な書類を準備します。
自己PRは、どの会社にも同じ内容を使うのではなく、応募する仕事に合わせて調整しましょう。前の章で整理した自分の強みや経験から、応募先で生かせそうなものを選びます。
4.求人へ応募する
書類の準備ができたら、求人に応募します。
応募するときは、必要な書類や提出方法、応募の期限などを確認しましょう。複数の求人へ応募する場合は、会社名や応募日、選考の予定などをまとめておくと管理しやすくなります。
5.面接で伝える内容を準備する
面接の前には、転職理由や志望動機、自己PRなど、聞かれそうなことへの答えを準備しておきましょう。
特に異業種へ転職する場合は、「なぜネイリストからこの仕事へ転職したいのか」を聞かれることがあります。転職したい理由と、その仕事を選んだ理由を自分の言葉で説明できるようにしておくことが大切です。
6.転職先が決まったら退職の準備をする
転職先が決まったら、今の職場を退職するための準備を進めます。
退職を伝える時期や必要な手続きは、雇用契約の内容や就業規則によって異なるため、契約期間の定めの有無も含めて確認しましょう。担当しているお客様や仕事がある場合は、必要な引き継ぎも行います。
転職活動は、次の6つの手順で進めると整理しやすくなります。
【ネイリストから転職するときの6つの手順】
| 手順 | すること | ポイント |
| 1 | 転職する時期を決める | 仕事を続けながら探すか、退職後に探すかを考える |
| 2 | 求人を探す | 希望に近い求人をいくつか選ぶ |
| 3 | 応募書類を準備する | 応募先に合わせて自己PRなどを調整する |
| 4 | 求人へ応募する | 応募日や選考の予定を管理する |
| 5 | 面接の準備をする | 転職理由や志望動機を説明できるようにする |
| 6 | 退職の準備をする | 必要な手続きや引き継ぎを確認する |
転職活動を始める前にすべてを完璧に決める必要はありません。一つずつ準備を進めながら、自分に合う転職先を探していきましょう。
求人票では仕事内容・勤務条件・教育内容を比較する
転職先を選ぶときは、求人票に書かれている仕事内容、勤務条件、教育内容を比べることが大切です。
同じ職種でも、求人によって実際に担当する仕事や働く条件は違います。職種名だけで判断せず、自分の希望に合っているかを一つずつ確認しましょう。
1.仕事内容は職種名だけで判断しない
同じ職種名でも、求人によって実際に担当する仕事は違います。職種名だけを見るのではなく、求人票の仕事内容まで確認しましょう。
仕事の内容がわかりにくい場合は、面接で一日の仕事の流れや、自分が担当する仕事について質問すると、働く姿をイメージしやすくなります。
2.勤務時間・休日・賃金が希望に合うか確認する
勤務時間や休日、賃金は、転職後の働き方を左右する大切な条件です。
求人票では、勤務する時間帯や休日の日数、賃金額に加えて、手当や昇給など賃金の仕組みも確認しましょう。転職で変えたい条件と照らし合わせてみましょう。
3.未経験の仕事では入社後の教育内容を確認する
未経験の仕事へ転職する場合は、入社後にどのように仕事を覚えていくのかも確認しておきましょう。
「研修あり」と書かれている場合でも、研修の期間や内容まではわからないことがあります。
求人票だけで判断できない場合は、最初にどのような仕事を担当するのか、誰からどのように教えてもらえるのかを面接で確認すると安心です。
求人票だけでは、すべての情報がわかるとは限りません。書かれていないことや、内容がわかりにくいことは、面接などで確認しましょう。
【求人票と面接で確認したいポイント】
| 確認すること | 求人票で見ること | わからない場合に確認すること |
| 仕事内容 | 担当する仕事、仕事の範囲 | 一日の仕事の流れ、実際に担当する仕事 |
| 勤務時間・休日 | 勤務する時間帯、休日の日数や曜日 | 求人票だけではわからない勤務や休日の決まり |
| 賃金 | 基本給、手当、賃金の仕組み | 求人票だけではわからない賃金の条件 |
| 教育内容 | 研修の有無や記載されている内容 | 研修の期間、最初に担当する仕事、仕事の教え方 |
複数の求人を同じ項目で比べると、それぞれの違いが見つけやすくなります。仕事内容と働く条件の両方を確認し、自分が納得して働けそうな求人を選びましょう。
ネイリストの接客経験はホテル・旅館などの宿泊業でも生かせる
ネイリストとして身につけた接客や提案の経験は、ホテルや旅館などの宿泊業でも生かせる可能性があります。お客様の希望を聞き、一人ひとりに合わせて対応する点は、ネイリストの仕事と宿泊業の接客に共通しています。
一方で、宿泊業へ転職する場合は、新しく覚える仕事もあります。
1.接客・提案の経験は宿泊客への案内や対応に生かせる
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、ホテル・旅館のフロントでは、宿泊の手続きや精算だけでなく、観光案内や宿泊客からの要望への対応なども行います。
ネイリストも、お客様の希望を聞き、それに合った提案や説明をする仕事です。ネイリストとしてお客様の好みや希望に合わせて接客してきた経験は、宿泊客への案内や要望への対応などにも生かせます。
2.予約・会計などの経験も宿泊業との共通点がある
ネイリストとして施術以外の仕事を担当していた場合も、宿泊業との共通点を見つけられます。
たとえば、予約受付の経験は宿泊予約への対応に、会計の経験は宿泊料金の精算に通じる部分があります。
電話対応や商品の説明をしていた人なら、そうした経験をお客様からの問い合わせ対応や館内サービスの案内などに生かせることもあります。
ただし、ホテルや旅館では専用のシステムを使うこともあるため、これまでの経験だけですべての仕事ができるわけではありません。入社後に新しい仕事を覚える必要もあります。
3.宿泊業にはフロント以外にも接客経験を生かせる仕事がある
宿泊業の仕事は、ホテルのフロントだけではありません。施設によっては、宿泊予約の受付やお客様からの問い合わせ対応、館内案内など、さまざまな業務があります。
そのため、「フロントの経験がないから宿泊業への転職は難しい」と最初から決める必要はありません。ネイリストとして何を経験してきたのかを振り返り、それを生かせそうな仕事を探すことが大切です。
ネイリストと宿泊業では仕事内容が違いますが、お客様と接する仕事には共通する部分があります。
【ネイリスト経験を宿泊業で生かせる例】
| ネイリストでの経験 | 宿泊業で生かせる仕事の例 | 仕事の例 |
| お客様の希望を聞く | 宿泊客の要望を聞いて対応する | フロント、ゲスト対応 |
| 希望に合った提案や説明をする | 施設やサービスについて案内する | フロント、館内案内 |
| 予約を受け付ける | 宿泊予約や変更に対応する | 予約対応 |
| 会計をする | 宿泊料金などを精算する | フロント、会計対応 |
| 電話でお客様に対応する | 予約や宿泊についての問い合わせに答える | 予約対応、問い合わせ対応 |
このように、ネイリストとして身につけた経験を生かせる宿泊業の仕事はあります。ただし、ホテルや旅館によって仕事内容や求められる経験は違います。
未経験から宿泊業を目指す場合は、自分の経験をどの仕事で生かせるのかを考えながら、自分に合う求人を探すことが大切です。
宿泊業に詳しい転職エージェントへ相談する
ネイリストからホテルや旅館などの宿泊業へ転職したいと思っても、自分の経験をどの仕事で生かせるのか、一人では判断しにくいことがあります。
宿泊業には、フロントのほか、ベルスタッフやコンシェルジュなどさまざまな接客の仕事があります。また、フロントでは予約対応やお客様への案内、会計など幅広い業務を担当します。
そこで、宿泊業への転職に興味がある人は、宿泊業に詳しい転職エージェントへ相談するのがおすすめです。
ネイリストとして経験してきた接客や提案、予約対応、会計などと、希望する働き方を伝えれば、自分の経験を生かせる求人を一緒に検討してもらえます。
特に、宿泊業で働いた経験がない人は、求人票を見ただけでは、自分に合う仕事なのか判断に迷うこともあるでしょう。
ネイリストとして身につけた力を生かしながら新しい仕事へ挑戦したい人は、宿泊業に詳しい転職エージェントに相談し、自分に合うホテルや旅館の求人を探してみましょう。
よくある質問
ネイリストから異業種へ転職できますか?
ネイリストから異業種への転職はできます。未経験者を受け入れている求人であれば、同じ仕事の経験がなくても応募できる場合があります。「未経験可」と書かれていても、求められる経験や力は求人によって違うため、応募条件を確認しましょう。
ネイリストから事務職へ転職できますか?
ネイリストから事務職への転職もできます。事務職では、WordやExcelなどを使うことが多いです。パソコン操作に不安がある場合は、文字入力や表の作成など、応募したい求人で求められる基本的な操作を転職前に練習しておくとよいでしょう。
ネイリストを辞めてから転職活動を始めてもよいですか?
転職活動は、退職後でも在職中でも始められます。退職後に始める場合は、希望する時期までに転職先が決まらない可能性も考えておきましょう。毎月必要な生活費を計算し、転職活動を続けられる期間を考えておくことが大切です。
ネイリスト経験は自己PRでどう伝えますか?
自己PRでは、担当していた仕事を具体的な行動として伝えます。売上や指名数などの数字で示せる実績がなくても問題ありません。お客様への対応で心がけていたことや、仕事で工夫していたことなど、自分が実際に経験したことを具体的に伝えましょう。
ネイリスト経験はホテルの仕事に生かせますか?
ネイリスト経験は、ホテルの接客をはじめとした仕事に生かせる可能性があります。ホテルでは、フロントが予約対応やお客様からの問い合わせへの対応なども担当します。また、ベルスタッフやコンシェルジュなど、フロント以外にも接客経験を生かせる仕事があります。フロント経験の有無だけで判断せず、自分の接客経験を生かせる仕事がないか幅広く探してみましょう。
まとめ
ネイリストから転職することは、これまでの経験を捨てることではありません。施術から離れる場合でも、お客様の希望を聞く力や提案する力、予約や会計などの経験を、次の仕事で生かせる可能性があります。
大切なのは、「ネイリストだから次も美容の仕事」と決めつけず、自分がこれからどのように働きたいのかを考えて転職先を選ぶことです。
これまで検討していなかった仕事の中に、自分の経験を生かせる選択肢が見つかることもあります。
ホテルや旅館などの宿泊業も、その選択肢の一つです。人と接する仕事を続けたい人なら、ネイリストとして培った接客や提案の経験を生かせる仕事が見つかる可能性があります。
ただし、宿泊業にはさまざまな仕事があり、ホテルや旅館によって求められる経験も違います。
「自分の経験をどの仕事で生かせるのかわからない」「未経験でも応募できる求人を探したい」という人は、一人で求人を探すだけでなく、宿泊業に詳しい転職エージェントへ相談してみましょう。
自分の経験や希望に合う求人を見つけ、次の仕事への一歩を踏み出してください。

