Uターン転職とは、地方出身者が都市部で働いたあと、地元へ戻って転職することです。
地元に戻る選択には利点がある一方、求人数や収入という現実的な課題もついて回ります。
地元へ戻る選択を後押しするのは、国と自治体の支援制度です。
本記事では、IターンやJターンとの違い、メリット、デメリット、支援制度、進め方を解説します。
制度と手順の全体像をつかめれば、地元へ戻るための計画づくりに活かせます。
Uターン転職とは|Uターン就職・I・J・Oターンとの違い
Uターン転職は、地方から都市部へ出た人が地元へ戻って働くことを指す言葉です。似た表現にUターン就職やIターン、Jターンがあり、移動の経路や対象者はさまざまです。
定義があいまいなまま情報を集めると、自分が対象にならない制度まで調べてしまいかねません。まずは用語の違いを整理しておきましょう。
- Uターン転職とUターン就職の違い
- Iターン・Jターン・Oターンとの違い
それぞれの言葉が指す範囲を、順に見ていきます。
Uターン転職とUターン就職の違い
Uターン就職とUターン転職に、統一された公的な定義があるわけではありません。厚生労働省の東京ハローワークは、Uターンを次のように説明しています。地方で生まれ育った人が都心で一度勤務した後、故郷に戻って働くことです。
学生向けの地方就職支援では、進学で地元を離れ、卒業後に地元で働くケースをUターン就職と呼ぶ例があります。ただし、Uターン就職とUターン転職の使い分けに統一された定義はありません。
Uターン転職は、都市部での就業を経て地元へ移り、転職するケースを指す言葉です。いずれも地元へ戻る点は共通しており、使われ方の目安は以下のとおりになります。
| 区分 | 主な対象 | 一般的な使われ方 |
| Uターン就職 | 学生・新卒者 | 地元から都市部の学校へ進学し、卒業後に地元で就職 |
| Uターン転職 | 社会人経験者 | 都市部で就業したあと、地元へ移って転職 |
転職では、都市部で積んだ経験を地元でどう活かすかが問われます。就職とは準備すべき内容が変わる点を押さえておきましょう。
どちらの呼び方であっても、支援制度の対象かどうかは要件で決まります。呼称にとらわれず、条件を個別に確かめてください。
Iターン・Jターン・Oターンとの違い
移動の経路を表すアルファベットは、Uターンのほかにもいくつか使われています。出身地と移住先の関係によって呼び分けられる言葉です。
Iターンは、生まれ育った故郷以外の地域へ就職や移住をすることです。都心で育った人が地方の企業に就職する場合に使われることが多いとされています。
Jターンは、地方で生まれ育った人が一度都心で働き、故郷とは違う別の地方へ移って働くことを指します。実家との距離や求人数を踏まえて移住先を選ぶ例もあるようです。
| 呼び方 | 主に想定される出身地 | 移住先 |
| Uターン | 地方 | 出身地と同じ地域 |
| Iターン | 限定なし(都心の例が多い) | 生まれ育った故郷以外の地域 |
| Jターン | 地方 | 出身地とは別の地方 |
| Oターン | 地方 | 一度Uターンしたあと、再び都市部へ |
なお、東京ハローワークの用語解説でOターンは扱われていません。Oターンには統一された定義がなく、一度Uターンした人が再び都市部へ戻る意味など、文脈によって異なる使われ方をします。
自治体の支援制度は、移住元と移住先の地域で対象者を区切っています。自分の移動がどの型に当てはまるかを確認しておいてください。
Uターン転職が注目される背景
地方へ移り住む選択が注目される背景には、人口の流れと国の政策という2つの動きがあります。
総務省は住民基本台帳人口移動報告2025年結果を公表しました。日本人移動者でみた東京圏は、11万2738人の転入超過です。30年連続の転入超過が続いており、前年に比べると6599人の縮小となりました。
ただし、この統計から地方へ戻る人の増減を直接読み取ることはできません。国は東京圏への一極集中を緩和する取り組みとして、地方への移住と就業を後押ししています。地方公共団体が主体となり、移住支援金を交付する仕組みが整えられました。
移住支援制度は、Uターンに伴う経済的な負担を軽減する手段のひとつです。制度の有無は、Uターン転職を検討するうえでの判断材料になります。
参考:住民基本台帳人口移動報告 2025年(令和7年)結果|総務省統計局
Uターン転職のメリット
Uターン転職には、都市部での生活では得にくい利点があります。代表的なものは以下の3点です。
- 住居費を抑えられる場合がある
- 家族の近くで暮らせる
- 土地勘があり生活の再開に手間がかからない
程度は地域や個人の状況で変わるため、傾向として読み進めてください。
住居費を抑えられる場合がある
地方は都市部に比べて住居費が低い傾向にあり、同じ家賃でより広い住まいを選べる場合があります。固定費が下がれば、手取りが変わらなくても可処分所得に余裕が生まれます。
通勤環境の変化による負担の軽減も見逃せません。長時間の通勤から解放され、その時間を家族や自分のために使えるようになったという声もあるようです。
ただし、支出が一律に下がるわけではありません。後述するとおり、車の維持費など地方特有の出費が新たに発生する場合もあります。
住居費と交通費のどちらが重くなるかは、住む地域や通勤の手段で変わってきます。額面の収入だけでなく、支出の内訳まで含めて比べておきたいところです。
家族の近くで暮らせる
実家の近くに住めることは、Uターン転職を選ぶ理由として挙げられやすい要素です。親の年齢が上がるにつれ、何かあったときに駆けつけられる距離を求める人は少なくありません。
子育ての面でも、祖父母の手を借りられる環境は心強いものです。急な発熱や学校行事への対応など、共働き世帯の負担を分散できる場合もあります。
介護が必要になった場合も、近居であれば通いの負担を軽減しやすくなります。遠距離での介護に伴う交通費と移動時間を考えると、距離が持つ意味は小さくないでしょう。
家族との距離は、給与のように数字で比べられるものではありません。それでも生活の安定を左右する要素として、優先順位に組み込む価値は大きいはずです。
土地勘があり生活の再開に手間がかからない
土地勘があれば、地理や生活習慣に慣れる負担を抑えやすくなります。買い物や通院の場所を一から探す手間が省け、移住後の生活が早く軌道に乗ります。
旧友や親族といったつながりが残っている点も利点のひとつです。地域の実情を知る人から話を聞ければ、求人票では分からない職場の様子もつかめます。
見知らぬ土地への移住と比べれば、環境の変化による負担を抑えられる場合があります。仕事に集中できる状態を早くつくれる点は、転職活動でも利点です。
ただし、離れていた年数が長いほど地元の様子は変わっています。記憶のままだと考えず、現在の状況を調べ直してください。
Uターン転職のデメリットと事前にできる対策
Uターン転職には、把握しておきたい課題もあります。主に指摘されるのは以下の3点です。
- 求人数と職種の選択肢が限られる
- 収入が下がる場合がある
- 車の維持費など支出の内訳が変わる
いずれも移住前に調べておけば対策を取れる項目です。順に確認していきます。
求人数と職種の選択肢が限られる
地方は都市部に比べて企業の数が少なく、希望する職種の求人が見つかりにくい場合もあります。地域や職種によっては、希望する専門職の求人が限られる場合があります。
従業員数の少ない事業所では、役割分担が細かく決まっていないこともあります。特定の分野を深めるより、幅広い業務を兼務する働き方が中心になりやすいでしょう。
対策として挙げられるのは、職種名だけで求人を絞り込まないことです。これまでの経験を業務内容の単位に分解しておくと、名称の違う職種でも活かせる求人が見つかります。
希望に合う求人が常に出ているとは限りません。転職エージェントに職種や勤務地の希望を伝えておく方法もあります。条件に合う求人が出た際に、紹介を受けられる場合があります。
収入が下がる場合がある
賃金の水準には地域差があり、都市部から地方へ移ると年収が下がる可能性もあります。同じ職種であっても、勤務先の規模や地域によって支給額は変わるためです。
収入が下がること自体は、必ずしも生活水準の低下を意味しません。住居費が抑えられれば、手取りの減少分を相殺できる場合もあるでしょう。
重要なのは、移住前に収支の見通しを立てておくことです。家賃相場や物価に加え、後述する車関連の費用まで含めて計算しておきましょう。
住宅の購入や子どもの進学といった大きな支出が控えている場合もあります。長期的な視点での試算が欠かせません。
車の維持費など支出の内訳が変わる
公共交通機関の本数が限られる地域では、車が主な移動手段になります。世帯で複数台を保有する必要が生じる地域も珍しくありません。
車を持つと、購入費のほかに保険料、車検費用、燃料代、駐車場代が継続して発生します。都市部で車を持たずに暮らしていた人ほど、この費用は見落としがちです。
運転免許を持っていない場合や、長く運転から離れている場合もあります。取得や再習熟にかかる時間も見込んでおいてください。
住居費を抑えられる場合がある一方、車の保有によって交通関連の支出が増えることもあります。この構造を理解しておけば、移住後の家計の見通しを立てやすくなるはずです。
Uターン転職で使える移住支援金などの公的制度
国と地方公共団体は、地方への移住と就業を後押しする制度を設けています。条件を満たせば、移住にかかる費用の一部を支援金でまかなえる場合があります。
制度の実施主体は地方公共団体であり、実施期間や支給額は自治体ごとにさまざまです。枠組みを押さえたうえで、移住先の情報を確認していきましょう。
- 地方創生移住支援事業(移住支援金)
- 移住支援金の対象となる3つの要件
- 自治体の移住相談窓口を活用する
制度の中身と相談先を、この順で確認していきます。
地方創生移住支援事業(移住支援金)
地方創生移住支援事業は、都道府県と市町村が共同で支援金を支給する事業です。東京23区の在住者、または東京圏の条件不利地域を除く地域から東京23区へ通勤する人が対象になります。
移住先は、移住支援事業を実施している自治体のうち、東京圏以外の道府県または東京圏内の条件不利地域です。支給額は都道府県が設定し、世帯での移住は100万円以内、単身は60万円以内が上限です。
18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合には、加算が設けられました。18歳未満の者1人につき最大100万円が加算されます。
| 区分 | 支給額の上限 | 備考 |
| 世帯での移住 | 100万円以内 | 都道府県が設定する額 |
| 単身での移住 | 60万円以内 | 都道府県が設定する額 |
| 子育て世帯加算 | 18歳未満1人につき最大100万円 | 18歳未満の世帯員を帯同する場合 |
なお、この支援金には返還制度があります。申請から5年以内に移住先から転出した場合や、虚偽の申請をした場合などが返還の対象です。
支給額は自治体によって異なります。移住先の自治体が公表している金額を確認しておきましょう。
移住支援金の対象となる3つの要件
移住支援金を受け取るには、移住元、移住先、就業等の3つの条件をすべて満たす必要があります。
移住元の要件は、東京23区の在住者であることです。東京圏の条件不利地域を除く地域に在住し、東京23区へ通勤していた人も対象に含まれます。ただし、雇用者としての通勤期間を算入する場合は、雇用保険の被保険者として通勤していたことが必要です。期間は移住直前の10年間で通算5年以上、かつ直近1年以上とされています。
移住先の要件は、東京圏以外の道府県か、東京圏内の条件不利地域への移住であることです。申請が転入後1年以内であること、5年以上継続して居住する意思があることなども条件です。
就業等の要件では、道府県のマッチングサイトに掲載された求人への就業などが挙げられています。ほかにテレワークによる従前業務の継続、関係人口、起業支援金の交付決定といった類型もあります。いずれも類型ごとに所定の要件を満たす必要がある点に注意してください。
自治体の移住相談窓口を活用する
支援金の要件や金額は自治体によって異なるため、移住先の窓口に直接確認するのが確実です。各都道府県と市区町村には、移住に関する総合的な相談窓口が置かれています。
窓口では、支援制度に加えて住まいや仕事の情報を扱っている場合もあります。制度の対象になるかどうかを、個別の事情に照らして相談できる点が利点です。
自治体が独自に上乗せしている支援や、住宅の取得費用に対する補助を設けている地域もあります。国の制度だけを見て判断すると、使える支援を取りこぼしかねません。
制度の内容は年度ごとに変わる場合もあります。申請を検討する時点で、最新の情報を確かめてください。
Uターン転職の進め方
Uターン転職は住まいの移動を伴うため、通常の転職より段取りが複雑になります。準備から入社までの流れを、以下の順に整理しました。
- 転職の目的と優先順位を整理する
- 地元の求人動向と生活費を調べる
- 支援制度の対象になるか確認する
- 在職中に応募と面接の日程を組む
- 内定後に住まいと引っ越しを進める
各段階でやるべきことを順に見ていきます。
① 転職の目的と優先順位を整理する
最初に取り組みたいのは、なぜ地元へ戻るのかを言葉にしておくことです。家族との距離、暮らし方、仕事内容のどれを重視するかで、求人を選ぶ基準が定まります。
地方では実現できることと難しいことがあります。すべてを満たす選択肢は見つかりにくいため、譲れない条件と妥協できる条件を分けておいてください。
この整理は、面接での受け答えにも直結します。地元に帰りたいという理由だけでは、採用担当者に伝わる内容になりません。
都市部で培った経験を地元でどう活かすかまで踏み込めば、志望理由として具体的に伝えられます。
② 地元の求人動向と生活費を調べる
次に、移住先の労働市場と生活コストを調べます。離れていた期間が長いほど、記憶と実際の状況にはずれが生じているものです。
求人については、募集のある職種、賃金の水準、雇用形態の内訳を確認します。ハローワークインターネットサービスでは地域や職種を指定して個別の求人を検索でき、job tagでは職業ごとの賃金や有効求人倍率を都道府県別に確認できます。
生活費については、家賃相場に加えて車関連の費用や光熱費まで含めて試算しましょう。公共交通機関の路線や本数も、通勤の可否を左右する情報です。
求人票の情報だけでは、職場の実情までは見えてきません。自治体の窓口や転職エージェントにも相談しておくと、判断材料を集めやすくなります。
③ 支援制度の対象になるか確認する
移住支援金をはじめとする制度は、要件を満たさなければ受け取れません。応募先を絞り込む前に、自分が対象になるかを確認しておきましょう。
特に注意したいのは就業の要件です。就業による申請には、道府県のマッチングサイトへの掲載が求められる場合もあります。
先に応募先を決めてしまうと、制度の対象外だったと後から気づきかねません。求人探しと制度の確認は、並行して進めるのが安全です。
申請の期限や必要書類も、この段階で窓口に確認しておいてください。手続きの見落としを防げます。
④ 在職中に応募と面接の日程を組む
応募から入社までの活動は、在職中に進めるのが基本になります。退職してから始めると、収入が途絶えた状態で移住準備を抱えることになりかねません。
遠方の企業への応募では、面接の日程調整が課題です。オンライン面接に対応している企業もあるため、応募時に相談してみましょう。
現地での面接が必要な場合は、複数社の日程をまとめて調整すると移動の回数を減らせます。帰省の予定に合わせて組むという方法も取れるはずです。
採用担当者は、都市部へ戻ってしまうのではないかという懸念を持つ場合もあります。地元で長く働く意思を具体的に伝えられるよう準備しておいてください。
⑤ 内定後に住まいと引っ越しを進める
内定が出たら、住まいの手配と引っ越しの段取りに移ります。勤務地が決まってから探すことで、通勤の条件を踏まえた選択ができます。
入社日と転入の時期は、支援制度の申請にも関わる要素です。移住支援金は転入後1年以内の申請が条件とされているため、日程を把握したうえで手続きを進めましょう。
寮や住宅補助を用意している企業であれば、住まい探しの負担そのものを減らせます。求人票に記載がない場合でも、選考の過程で確認しておきましょう。
引っ越し費用や当面の生活費は、支援金の入金前に発生します。手元の資金で立て替えられるよう、資金の計画を立てておいてください。
Uターン転職先として宿泊業が選択肢になる理由
地方での就業先を探すうえで、宿泊業は候補に入れやすい業種のひとつです。理由として挙げられるのは以下の3点になります。
- ホテルや旅館は全国に分布している
- 未経験から応募できる求人がある
- 求人倍率が高い水準にある
それぞれ公的な統計をもとに確認していきましょう。
ホテルや旅館は全国に分布している
宿泊施設は都市部だけでなく、地方都市や観光地にも立地しています。厚生労働省の職業情報提供サイトjob tagにも、同様の記載があります。
施設数の内訳をみると、ホテルが13,540軒に対して旅館は20,250軒です。この数値は観光庁の宿泊旅行統計調査(2024年度)にもとづいています。
旅館は温泉地や観光地に立地する例も多く見られます。勤務先が全国に散らばっている業種であれば、移住先を先に決めてから仕事を探す順序も取れるでしょう。
地元に戻ってから就業先を探す場合でも、候補となる施設が近隣にある可能性があります。移住先の求人動向とあわせて調べておくと選択肢を広げられます。
未経験から応募できる求人がある
job tagによると、フロント(ホテル・旅館)は入職にあたって特に学歴や資格を必要としません。入職後に研修を受け、実務を通じて経験を積む形が一般的とされています。
入職前の実務経験について、特に必要ないという回答は60.0%でした。入職前の訓練期間についても、特に必要ないが52.0%です。
異業種から地元へ戻る場合、職種を変えざるを得ないケースも見受けられます。接客経験や語学力があれば、応募時の材料として示せます。
未経験からの応募を受け入れる余地がある職業は、転職先の選択肢として検討しやすいでしょう。
求人倍率が高い水準にある
フロント(ホテル・旅館)の有効求人倍率は、令和7年度の全国値で1.98です。求職者1人あたりの求人数が複数ある状態を示しています。
賃金については、令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした全国の年収が362.4万円とされています。ハローワークの求人賃金は、令和7年度の全国値で月額24.1万円でした。
ただし、これらは職業全体の数値です。実際の待遇は勤務先の規模や地域、役職によって変わります。
都道府県別の数値も同じサイトに掲載中です。移住先を絞って調べておくと、実態に近い水準をつかめます。
参考:フロント(ホテル・旅館)|職業情報提供サイト(job tag)
Uターン転職に関するよくある質問
Uターン転職を検討する人から寄せられることの多い質問をまとめました。
Uターン転職に適した年齢はありますか
Uターン転職に適した年齢について、明確な区切りはありません。求人によって求められる経験やスキルは異なります。自分の経歴と募集要件を照らし合わせて判断してください。
移住後の生活の見通しも重視したい点になります。住宅の取得や子どもの進学といった予定と、転職の時期をどう合わせるかも検討が必要です。
移住支援金は誰でも受け取れますか
移住元、移住先、就業等の3つの要件をすべて満たす必要があります。移住元は東京23区の在住者などに限られます。東京圏の条件不利地域を除く地域から東京23区へ通勤していた人も対象です。
実施しているかどうかも地方公共団体によって異なります。移住を検討している市町村が事業を実施しているかを、事前に確認してください。
仕事と住まいはどちらを先に決めるべきですか
勤務地が決まってから住まいを探すと、通勤の条件を踏まえた選択ができます。地方では通勤に車を使う場合が多く、住まいの位置が生活の負担を左右するためです。
仕事が決まるまでの間に、住む場所の候補を絞っておくことは可能です。家賃相場や生活環境の情報を集めておけば、内定後の動きが速くなります。
家族の同意はどのように得ればよいですか
移住は本人だけでなく家族の生活にも影響します。配偶者の仕事や子どもの学校といった条件を洗い出し、具体的な見通しを共有することから始めてください。
収入の変化や支出の内訳についても、数字で示せると話し合いが進みます。移住先を一緒に訪れて生活環境を確かめる方法もあります。
Uターン転職は制度と情報を確かめてから動く
Uターン転職は、地方出身者が都市部での就業を経て地元へ戻る転職を指します。出身地に戻らないIターンや、故郷とは別の地方へ移るJターンとは区別して考えてください。
住居費を抑えられる場合があり家族の近くで暮らせる一方、求人の選択肢や収入、車関連の支出といった課題もあります。移住前に収支の見通しを立てておくことが欠かせません。
地方創生移住支援事業では、世帯100万円以内、単身60万円以内の支援金が設けられています。18歳未満の世帯員を帯同する場合の加算もあるものの、要件を満たす必要があります。
宿泊業は全国に勤務先が分布し、未経験からの応募を受け入れる余地もある業種です。移住先の求人動向を確かめながら、自分の経験が活きる職場を探していってください。

