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    ホテルのシフト勤務は疲弊しやすい?早番・遅番・夜勤の時間例と1週間の働き方、休みまで解説

    ホテルのフロントに立つ制服姿の女性スタッフ

    ホテルへの就職・転職を考えていると、「早番や遅番は何時から?」「夜勤は毎週ある?」「休みはどうやって決まる?」など、シフトの働き方が気になる方もいるでしょう。

    ホテルの勤務時間は、施設や職種によって大きく異なります。宿泊部門では早番・遅番・夜勤などを組み合わせて働くことがありますが、レストランやハウスキーピング、管理部門では夜勤がない場合もあります。実際にホテル企業の採用情報でも、宿泊部門とレストラン・バンケット・調理・管理部門では異なる勤務体制が採用されています。

    そのため、「ホテル勤務=必ず夜勤」「ホテルのシフト=すべて不規則」と考える必要はありません。

    この記事では、ホテルの代表的なシフト時間から1週間の勤務イメージ、職種ごとの違い、休日の考え方まで解説します。求人票や面接で確認したいポイントも紹介するので、自分に合った働き方を考える際の参考にしてください。

    目次

    ホテルのシフトは何時から何時?代表的な勤務時間

    まず、ホテルで働く場合の勤務時間をイメージしてみましょう。

    宿泊部門では、以下のような時間帯に分けてスタッフを配置することがあります。

    シフト勤務時間の例
    早番7:00~16:00
    日勤9:00~18:00
    遅番13:00~22:00
    夜勤22:00~翌7:00など

    これはあくまで一例です。

    実際にドーミーインでは、フロントスタッフの勤務例として「早番7時~16時」「遅番13時~22時」「ナイト22時~翌朝9時」を紹介しています。一方、ホテルによっては17時から翌10時までの長時間夜勤を設定しているケースもあります。

    つまり、「早番」「遅番」「夜勤」という名前が同じでも、勤務時間まで同じとは限りません。

    ホテルの求人を見るときは、単に「シフト制」と書かれているかではなく、実際の勤務時間を確認することが重要です。

    ホテルのシフトはどうやって組まれる?

    ホテルの勤務体制には、2交代制や3交代制、中抜け勤務などがあります。

    一方で、「変形労働時間制」はシフトそのものの種類ではなく、労働時間を一定期間で調整するための制度です。

    混同しやすいため、それぞれ分けて見ていきましょう。

    2交代制

    2交代制は、1日の勤務を大きく2つの時間帯に分ける働き方です。

    たとえば、

    • 日勤:8:30~17:00
    • 夜勤:16:30~翌9:00

    などがあります。

    夜間も宿泊客への対応が必要なフロントなどでは、日勤と夜勤を交代しながら勤務することがあります。

    2交代制では、夜勤1回の拘束時間が長くなる場合があるのが特徴です。その代わり、途中に休憩や仮眠時間を設けたり、夜勤明けのあとに次の勤務まで長めの間隔を設けたりするホテルもあります。

    ただし、休憩時間や仮眠の有無、夜勤後のシフトはホテルごとに異なるため、求人票だけで判断できない場合は確認が必要です。

    3交代制

    3交代制では、1日を3つ程度の時間帯に分けてスタッフが交代します。

    たとえば、

    • 早番:7:00~16:00
    • 遅番:13:00~22:00
    • 夜勤:22:00~翌7:00

    といった形です。

    実際のホテルでも、宿泊部門で日勤・早番・遅番・夜勤など複数の勤務パターンを設定している例があります。

    勤務帯が細かく分かれているため、長時間の夜勤を中心とした2交代制とは働き方が異なります。

    ただし、「3交代制だから楽」「2交代制だからきつい」と一概にはいえません。

    シフトの切り替わり方や夜勤回数、休憩時間、人員体制などによって負担は大きく変わります。

    中抜け勤務

    ホテルや旅館の料飲部門などでは、「中抜け勤務」が採用されることもあります。

    たとえば、

    7:00~11:00勤務 → 中抜け → 16:00~20:00勤務

    といった働き方です。

    朝食と夕食の時間帯に業務が集中する一方、昼間は比較的落ち着くホテルや旅館では、繁忙時間に合わせて勤務時間を分けることがあります。

    実働時間が同じでも、朝から夜までの拘束時間は長くなりやすいため、中抜け時間をどこで過ごせるかも重要です。

    従業員寮が近くにあるのか、休憩室を利用できるのか、自由に外出できるのかなどを確認しておくと、実際の生活をイメージしやすくなります。

    関連記事:ホテルの中抜け勤務とは?1日の流れや休憩中の過ごし方

    変形労働時間制

    ホテル求人では、「1カ月単位の変形労働時間制」「1年単位の変形労働時間制」という言葉を見ることがあります。

    これは早番・遅番・夜勤のような勤務時間帯の名称ではありません。

    変形労働時間制は、一定期間を平均して法定労働時間の範囲内に収めることを前提に、特定の日や週の所定労働時間を長くしたり短くしたりできる制度です。1年単位の場合は、対象期間を平均して1週間あたり40時間以内とすることなどが定められています。

    ホテルでは繁忙日と閑散日の差があるため、こうした制度を導入している職場があります。

    求人に「変形労働時間制」と書かれていたら、それだけを見るのではなく、具体的に何時から何時まで働く可能性があるのかも確認しましょう。

    ホテルの1週間のシフトはどんな感じ?

    勤務時間だけを見ても、実際の生活をイメージしにくいかもしれません。

    そこで、早番・遅番・夜勤を組み合わせた架空のシフトを見てみましょう。

    曜日シフト
    早番 7:00~16:00
    早番 7:00~16:00
    休み
    遅番 13:00~22:00
    遅番 13:00~22:00
    夜勤 22:00~翌7:00
    7:00退勤・夜勤明け

    ※勤務の並び方をイメージするための例であり、実際のホテルのシフトではありません。

    ポイントは、同じ「週5日程度の勤務」でも、一般的な9時~18時勤務とは生活リズムが大きく異なる可能性があることです。

    早番なら夕方以降の時間を使いやすい一方、早朝から勤務するため起床時間も早くなります。

    遅番なら午前中を自由に使えますが、仕事が終わる時間は遅くなります。終電や自宅までの交通手段にも注意が必要です。

    夜勤では、翌朝に仕事が終わることがあります。

    なお、「夜勤明け」と「休日」は必ずしも同じ意味ではありません。

    たとえば土曜22時から日曜7時まで勤務した場合、日曜の日中を自由に使えるとしても、日曜の朝までは勤務しています。求人を比較するときは、「夜勤明けを含めて何日休めそうか」ではなく、年間休日数や実際の勤務表も確認したほうが働き方を正確につかめます。

    関連記事:ホテルの年間休日は何日?休日数の目安や求人票で確認したいポイントを解説

    【職種別】ホテルのシフトと夜勤の違い

    ホテルのシフトは、施設だけでなく職種によっても異なります。

    おおまかな傾向を整理すると、以下のようになります。

    職種・部門主な勤務時間帯夜勤特徴
    フロント・宿泊早番・日勤・遅番・夜勤あり得る勤務時間帯の幅が広い
    レストラン・料飲早番・日勤・遅番施設による朝食・夕食の時間に左右されやすい
    バンケット日勤・遅番など少ない宴会・婚礼の時間に左右される
    ハウスキーピング日中中心比較的少ないチェックアウト後の時間帯が中心
    人事・経理・総務など日中中心比較的少ない固定時間勤務の職場もある

    あくまで一般的な傾向であり、実際の勤務体制はホテルごとに異なります。ホテル企業の採用情報でも、宿泊部門とレストラン・バンケット・調理・管理部門では異なる勤務体制になることが示されています。

    フロント・宿泊部門

    フロントでは、チェックイン・チェックアウトだけでなく、宿泊中のお客様からの問い合わせや深夜・早朝の対応なども行います。

    そのため、夜間もフロント対応を行うホテルでは、夜勤を含むシフトが組まれることがあります。

    一方、すべてのフロントスタッフが必ず夜勤に入るとは限りません。

    夜勤専従スタッフを採用しているホテルや、日勤のみの求人が出ている場合もあります。

    「フロントとして働きたいけれど夜勤は避けたい」という方は、職種自体を諦めるのではなく、日勤専属が可能かを求人ごとに確認してみましょう。

    関連記事:ホテルフロントの仕事内容とは?1日の流れや必要なスキルを解説

    レストラン・料飲部門

    レストランでは、店舗の営業時間に合わせて勤務します。

    朝食営業があるホテルなら早朝勤務、ディナー営業があれば遅番になる可能性があります。

    また、朝食と夕食の両方を担当する旅館・リゾートホテルなどでは、中抜け勤務になることもあるでしょう。

    深夜まで営業するバーやルームサービスなどを除けば、フロントほど夜勤が発生しない職場もあります。

    ただし、同じ「料飲スタッフ」でも勤務時間は施設によって大きく変わるため、営業時間と配属先を確認することが大切です。

    関連記事:ホテルの料飲部門とは?仕事内容や職種の違い、向いている人を解説

    ハウスキーピング

    客室清掃を担当するハウスキーピングは、チェックアウトから次のチェックインまでの時間帯が主な業務時間になります。

    そのため、フロントと比べると日中の勤務が中心になる職場があります。

    「ホテルで働きたいものの、夜勤や遅い時間までの勤務は難しい」という場合には、検討しやすい職種のひとつです。

    ただし、ホテルによっては早朝・夕方のターンダウンや共用部清掃などを担当することもあるため、勤務時間は求人票で確認してください。

    関連記事:ハウスキーピングとは?仕事内容やホテルごとの違い、向いている人を解説

    人事・経理・総務・営業など

    ホテルで働く仕事は、接客職だけではありません。

    人事、総務、経理、マーケティング、営業などでは、9時~18時などの日中勤務を中心としている職場もあります。

    ただし、ホテルの運営状況や担当業務によって休日・勤務時間は異なります。

    「ホテル業界で働く=必ず早番・遅番・夜勤」と考えず、仕事内容まで含めて選択肢を広げてみましょう。

    関連記事:ホテルの主な裏方仕事18選!仕事内容や必要スキル、求人の探し方も解説

    ホテルのシフト勤務はきつい?

    ホテルのシフト勤務が自分に合うかどうかは、単純に「夜勤があるか」だけでは判断できません。

    特に確認したいのは、次のようなポイントです。

    シフトの切り替わりが激しくないか

    同じ早番・遅番・夜勤でも、シフトの組み方によって生活への影響は変わります。

    たとえば早番が数日続く働き方と、早番・遅番・夜勤が短期間で頻繁に切り替わる働き方では、生活リズムの作りやすさが異なります。

    求人票に勤務時間が書かれていても、どの順番で勤務するのかまでは分からないことがあります。

    可能であれば、配属予定部署の実際のシフト例を確認してみましょう。

    夜勤の時間と回数

    「夜勤あり」だけでは、負担の大きさは判断できません。

    22時から翌7時までの夜勤と、夕方から翌朝まで勤務する長時間夜勤では働き方が異なります。

    さらに、

    • 夜勤は月に何回程度あるか
    • 夜勤を担当する人数
    • 休憩・仮眠時間
    • 仮眠室の有無
    • 夜勤明けの次の勤務

    なども重要です。

    夜勤そのものよりも、夜勤をどのような体制で回しているかまで確認しましょう。

    希望休をどの程度出せるか

    ホテルは土日祝日や大型連休に利用客が増えることがあり、一般的なオフィスワークのように「毎週土日休み」とはならない職場もあります。

    一方で、希望休を申請したり、比較的落ち着いた時期に連休を取得したりできるホテルもあります。実際にホテル企業の採用ページでも、土日祝や大型連休が繁忙期になる一方、希望休や閑散期の休暇について紹介している例があります。

    「年間休日110日だから大丈夫」のように日数だけで判断せず、

    • 月に何日休めるか
    • 希望休は月何日程度出せるか
    • 土日の希望休も申請できるか
    • 連休を取得できるか
    • シフトがいつ確定するか

    まで確認しておくと、入社後のギャップを減らせます。

    ホテルのシフト勤務にはメリットもある

    勤務時間が一定ではないことをデメリットに感じる人がいる一方、シフト勤務だからこそのメリットもあります。

    平日に休める

    ホテルでは平日が休日になることがあります。

    役所や銀行などの用事を済ませやすいほか、旅行や買い物でも土日より混雑を避けやすいでしょう。

    「土日に必ず休みたい」という人には合わない可能性がありますが、休日の曜日にこだわらない人にとってはメリットにもなります。

    早番なら夕方以降を使える

    たとえば7時~16時の早番なら、残業がなければ夕方以降の時間を使えます。

    仕事帰りに買い物をしたり、趣味の予定を入れたりすることも可能です。

    反対に遅番なら、午前中を自由に使えるでしょう。

    夜勤明けを活用できる場合がある

    夜勤が朝に終われば、その後の時間を自由に使える場合があります。

    さらに翌日が公休となるシフトなら、通常の日勤とは異なるまとまった時間が生まれることもあります。

    ただし、夜勤明けは睡眠や休息が必要になる人も多いため、「夜勤明け=丸一日の休日」と考えず、自分に合った働き方かを判断しましょう。

    ホテル求人を見るときは「シフト制」だけで判断しない

    求人情報に「シフト制」と書かれているだけでは、実際の働き方はほとんど分かりません。

    応募前には、少なくとも以下を確認しておきたいところです。

    確認項目チェックしたい内容
    勤務時間早番・遅番・夜勤それぞれ何時から何時までか
    シフトの回し方各時間帯をどのような順番で勤務するか
    夜勤月の回数・勤務時間・人数
    休憩夜勤時の休憩・仮眠時間と設備
    休日年間休日・月の休日数
    希望休月何日申請できるか・土日も可能か
    シフト確定いつ希望を提出し、いつ確定するか
    中抜け頻度・中抜け時間・休憩場所
    通勤早番・遅番でも公共交通機関を利用できるか
    手当深夜手当・時間外手当など

    特に夜勤をする場合、原則として22時から翌5時までの労働には通常の賃金に対して25%以上の深夜割増賃金が必要です。

    基本給だけではなく、夜勤・深夜勤務を含めた給与体系も確認しましょう。

    関連記事:ホテル求人票の見方を解説!給与・休日・夜勤で失敗しない12のポイント

    面接で確認したいホテルのシフトに関する質問

    求人票だけで働き方が分からなければ、面接や応募前の問い合わせで確認しても問題ありません。

    たとえば、以下のように質問できます。

    • 「配属予定の部署では、早番・遅番・夜勤をどのような順番で担当することが多いでしょうか?」
    • 「夜勤は月に何回程度ありますか?」
    • 「夜勤は何名体制でしょうか?」
    • 「夜勤時の休憩・仮眠時間について教えていただけますか?」
    • 「希望休は月に何日程度申請できますか?」
    • 「シフトは何日ごろ確定しますか?」
    • 「実際の1カ月のシフト例を見せていただくことはできますか?」

    なかでもおすすめなのが、「実際のシフト例を見せてもらうこと」です。

    「年間休日110日」「月9日休み」といった数字だけでは、

    • 何連勤する可能性があるのか
    • 夜勤明けの翌日はどうなるのか
    • 早番と夜勤がどの程度切り替わるのか
    • 連休を取れるのか

    までは分かりません。

    自分が配属される可能性のある部署のシフトを見ると、入社後の生活をかなり具体的に想像できます。

    厚生労働省も、いわゆる「シフト制」で働く場合について、シフト作成時のルールや労働日数・時間数、シフト変更などの事項を労使間で確認しておくことを示しています。

    ホテルのシフトに関するよくある質問

    ホテルで働くと必ず夜勤がありますか?

    必ずしも夜勤があるわけではありません。

    夜間対応が必要なフロントなどでは夜勤が発生しやすい一方、ハウスキーピングや人事・経理など、日中勤務を中心とする職種もあります。

    フロントでも日勤専属の求人が出ることがあるため、夜勤が難しい場合は勤務時間を条件に求人を探してみましょう。

    ホテルのシフトはいつ決まりますか?

    ホテルによって異なります。

    1カ月単位でシフトを作成する職場もありますが、希望の提出期限や確定日は企業ごとに違います。

    プライベートの予定を立てやすい職場を希望するなら、「シフト制か」だけでなく「何日前に確定するか」まで確認してください。

    ホテルでも土日に休めますか?

    土日の希望休を出せるホテルもあります。

    ただし、土日祝日や大型連休はホテルの利用が増える時期でもあるため、毎週土日を固定で休むことが難しい職場もあります。

    土日休みが必要な場合は、応募前に希望が可能か確認しましょう。

    2交代制と3交代制はどちらが楽ですか?

    一概にはいえません。

    2交代制は夜勤の拘束時間が長くなることがある一方、勤務回数や休日の取り方によっては自分に合う人もいます。

    3交代制は1回の勤務時間を短くしやすい反面、早番・遅番・夜勤の切り替えが負担になる可能性があります。

    「2交代か3交代か」だけではなく、実際の勤務時間、夜勤回数、休憩、シフトの並び方まで比較してください。

    自分に合うホテルを選ぶなら、シフトの「名前」より実際の働き方を確認しよう

    ホテルでは、早番・遅番・夜勤などを組み合わせたシフト勤務が行われています。

    ただし、ホテルや職種によって働き方は大きく異なります。

    フロントでも日勤中心の求人がありますし、ハウスキーピングや管理部門など夜勤が比較的少ない職種もあります。

    そのため、「ホテルはシフトがきつそうだから」と業界全体を候補から外す必要はありません。

    大切なのは、

    • 何時から何時まで働くのか
    • 早番・遅番・夜勤をどう回すのか
    • 夜勤は月何回あるのか
    • 夜勤明けの次の勤務はどうなるのか
    • 希望休や連休を取れるのか
    • シフトがいつ確定するのか

    まで確認することです。

    同じ給与・年間休日数の求人でも、シフトの組み方が違えば働きやすさは変わります。

    ホテリエキャリアでは、ホテル・宿泊業界への転職を検討している方の希望を伺いながら、現在紹介可能な求人を一緒に確認できます。

    「夜勤のないホテルを探したい」「今より生活リズムを整えやすい職場に移りたい」「求人票だけでは実際のシフトが分からない」といった段階でも相談できます。

    長く働ける職場を探すためにも、給与やホテルの知名度だけでなく、自分が毎日無理なく続けられるシフトかどうかまで比較してみましょう。

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