ホテルの人事は、スタッフの採用だけを担当する仕事ではありません。
入社後の配置や異動、教育・研修、勤怠管理、給与計算、人事評価、福利厚生など、ホテルで働く人に関わる幅広い業務を担います。
ただし、担当範囲はホテルによってさまざまです。採用や研修を分業する大規模ホテルもあれば、人事担当者が労務や総務まで兼任する施設もあります。
この記事では、ホテル人事の仕事内容を6つに分けて紹介します。本社人事とホテル内人事の違いや1日の仕事の流れ、必要なスキル、未経験から転職する方法まで見ていきましょう。
ホテル人事の仕事内容は大きく6つ
ホテル人事の主な仕事内容は、次の6つです。
| 分野 | 主な仕事内容 |
|---|---|
| 採用 | 新卒・中途・アルバイトなどの採用 |
| 配置・異動・入退社 | 配属や異動、入社・退職の手続き |
| 教育・研修 | 新入社員研修、階層別研修、人材育成 |
| 評価・人事制度 | 人事評価、昇進・昇格、人事制度の運用 |
| 労務・給与 | 勤怠管理、給与計算、社会保険など |
| 福利厚生・職場環境 | 福利厚生、安全衛生、従業員支援など |
実際の担当範囲はホテルによって異なります。
帝国ホテルでは、人事部を「人材育成室」「人事課」「労務課」に分け、研修・育成、採用・異動・評価、勤怠・福利厚生・給与計算などを分担しています。
一方、小規模なホテルでは人事・労務・総務を少人数で担当するケースもあります。
それぞれの仕事内容を詳しく見ていきましょう。
採用|ホテルに必要な人材を採用する
ホテル人事の代表的な仕事が採用です。
ホテルにはフロントだけでなく、レストラン、調理、宴会、営業、宿泊予約、施設管理など多くの職種があります。必要な人材を現場と確認しながら、採用活動を進めます。
具体的な仕事は次のとおりです。
- 採用計画の作成
- 求人票の作成
- 求人媒体や人材紹介会社とのやり取り
- 応募者の書類選考
- 面接の日程調整
- 面接
- 内定者への連絡・フォロー
- 新卒採用イベントや説明会の運営
ホテルによっては、正社員だけでなく契約社員やアルバイトなど複数の雇用形態を扱います。
外国人スタッフを採用しているホテルでは、在留資格の確認や入社に必要な手続き、外国人スタッフへの案内などが加わる場合もあります。
現在のホテル人事求人でも、求人媒体の管理、書類選考、面接調整、内定者フォローなどが採用担当者の仕事として挙げられています。
配置・異動・入退社|スタッフの在籍状況を管理する
採用したスタッフを適切な部署へ配置し、その後の異動や退職まで管理するのも人事の仕事です。
たとえば、次のような業務があります。
- 新入社員の配属
- 部署間の異動
- 昇進・昇格に伴う手続き
- 転勤に関する手続き
- 入社書類の回収
- 退職手続き
- 従業員情報の管理
ホテルは宿泊、料飲、調理など複数の部門で成り立っています。
単に空いているポジションへ人を配置するのではなく、本人の経験や適性、各部署の人員状況などを踏まえた調整が必要です。
ホテルチェーンでは、同じ施設内だけでなく系列ホテルへの異動が発生する場合もあります。
教育・研修|スタッフの成長を支える
教育や人材育成もホテル人事の重要な仕事です。
ホテルでは、接客品質やブランド基準を一定に保つ必要があります。そのため、新しく入社したスタッフへの研修だけでなく、役職や経験に応じた教育を行うホテルもあります。
代表的な仕事は次のとおりです。
- 新入社員研修
- 新卒社員研修
- 接客・マナー研修
- 管理職研修
- コンプライアンス研修
- ハラスメント研修
- 語学研修
- 研修計画の作成
- 研修履歴の管理
ホテルによっては、人事部内に教育・研修専門の担当者を置いています。
帝国ホテルでも人事部内に研修・育成を担当する「人材育成室」があり、ホテルインディゴ東京渋谷の人事求人でも研修・教育プログラムの企画・運営支援が仕事内容に含まれています。
「ホテル人事=採用と給与計算」というイメージを持たれがちですが、人を育てることも大切な役割です。
評価・人事制度|働き方やキャリアの仕組みを整える
スタッフをどのように評価し、昇給や昇格へ反映するのかを決める人事制度にも人事部門が関わります。
具体的には
- 人事評価の運用
- 昇進・昇格の管理
- 評価スケジュールの管理
- 評価者への案内
- 賃金制度の運用
- キャリアパスの設計
- 従業員満足度やエンゲージメントの調査
- 人事制度の改善
などです。
人事担当者が一から制度を作るとは限りません。本社が定めた制度をホテル内で運用したり、現場から出た課題を本社へ伝えたりする場合もあります。
管理職になると、採用や労務だけでなく、人員計画、人材育成、従業員エンゲージメント、組織課題の改善といった仕事まで担当範囲が広がります。実際のホテル人事管理職求人でも、人事制度や人材開発を含めた業務が募集されています。
労務・給与|さまざまな勤務形態を正確に管理する
スタッフが適切な労働条件で働けるよう管理するのが労務の仕事です。
主な仕事内容は次のとおりです。
- 勤怠管理
- 給与計算
- 有給休暇の管理
- 社会保険の手続き
- 入退社に伴う労務手続き
- 就業規則・社内規程の管理
- 健康診断やストレスチェックへの対応
- 休職・復職への対応
ホテルでは、早番・遅番・夜勤など複数の勤務時間でスタッフが働いています。
部署によって勤務時間も異なるため、深夜労働や時間外労働、休日労働などを含めた勤怠を正確に確認しなければなりません。
人事自身が給与計算を行うホテルもあれば、本社や外部業者が計算し、ホテル内の人事は勤怠データの確認を担当する場合もあります。
ホテル人事へ転職するときは、「労務担当」という職種名だけを見るのではなく、給与計算まで担当するのか、勤怠管理が中心なのかまで求人票で確認すると仕事内容をイメージしやすくなります。
福利厚生・職場環境|スタッフが働きやすい環境を整える
福利厚生制度を運用し、スタッフが働きやすい環境を整える仕事もあります。
たとえば
- 福利厚生制度の案内
- 社員寮・社宅に関する手続き
- 社員食堂の管理
- 制服やロッカーの管理
- 社内イベントの運営
- 健康診断
- 安全衛生に関する対応
などです。
ただし、ここはホテルによって人事と総務の境界が大きく異なります。
リゾートトラストのホテル事務求人では、給与計算・勤怠管理・社会保険などを人事、寮・社宅管理や安全衛生委員会、健康診断などを総務の仕事として分けています。
そのため、「社員寮の管理は必ず人事の仕事」とは限りません。
人事・総務を一つの部署にまとめているホテルでは担当する可能性がある、と考えておくとよいでしょう。
ホテル人事は勤務先によって仕事内容が変わる
ホテル人事への転職を考えるなら、「ホテル人事」という職種名だけで仕事内容を判断しないことが大切です。
同じホテル人事でも、組織の規模や勤務場所によって担当業務は大きく変わります。
本社人事|複数のホテルを横断して担当する
ホテルチェーンでは、運営会社の本社に人事部門を置いている場合があります。
本社人事では
- グループ全体の採用
- 人事制度の設計
- 給与制度
- 人材育成
- 異動・配置
- 人事データの分析
- 各ホテルの人事担当者との調整
など、複数施設を横断する仕事が中心になりやすいでしょう。
ホテルの現場で毎日スタッフと接するというより、会社全体の人事制度や人員計画に関わりたい人に向いています。
ホテル内人事|スタッフとの距離が近い
一つのホテルに所属する人事担当者は、現場スタッフとの距離が近いのが特徴です。
採用面接をしたスタッフが実際に働く姿を見たり、各部門の責任者から採用や人員配置について相談されたりします。
従業員から
「勤怠の処理について確認したい」
「休職について相談したい」
「異動について話したい」
といった相談を直接受けることもあります。
人事の施策が現場にどのような影響を与えているのかを確認しやすい環境といえるでしょう。
大規模ホテルでは分業、小規模ホテルでは兼任することもある
規模の大きなホテルでは、採用、研修、労務などを複数の担当者で分業する傾向があります。
一方、従業員数の少ないホテルでは
「人事・総務」
「人事・労務」
「管理部門」
などの名称で、一人が複数の業務を担当するケースもあります。
人事として専門性を高めたいのであれば、部署の人数と担当範囲は求人選びで確認しておきたいポイントです。
ホテル人事と一般企業の人事は何が違う?
採用、研修、労務、人事評価といった基本的な仕事は、一般企業の人事と大きく変わりません。
違いが出やすいのは、ホテルで働くスタッフの働き方や組織構成です。
24時間営業を前提としたスタッフ管理が必要
多くの宿泊施設では、フロントをはじめとした一部の職種が夜間も勤務します。
早番、遅番、夜勤など複数のシフトがあるため、人事はそれぞれの勤務実態を踏まえて勤怠を管理しなければなりません。
人事自身が夜勤になるという意味ではありませんが、管理するスタッフの勤務時間は一般的なオフィスワーカーより複雑になりやすいでしょう。
職種や雇用形態が幅広い
一つのホテルの中にも
- フロント
- 宿泊予約
- レストラン
- バーテンダー
- 調理
- 宴会
- 営業
- ハウスキーピング
- 施設管理
- 管理部門
など、さまざまな仕事があります。
正社員だけでなく、契約社員やアルバイトなどが働いている場合もあります。
採用や配置を担当する人事には、それぞれの部署がどのような仕事をしており、どのような人材を必要としているのかを理解する姿勢が欠かせません。
外国人スタッフへの対応が発生するホテルもある
外国人スタッフが働くホテルでは、人事業務でも外国語を使う可能性があります。
採用面接や入社案内、社内制度の説明、在留資格に関する手続きなどで対応する場合があるためです。
特に外資系ホテルや外国籍スタッフの多いホテルでは、英語力を応募条件としている求人もあります。
一方、日本語のみで仕事ができる人事求人もあるため、ホテル人事になるために必ず英語が必要というわけではありません。
現場スタッフとの距離が近い
ホテル内人事の場合、同じ建物で働くスタッフを担当するケースがあります。
採用した人が活躍している様子も、配置や職場環境に問題が生じている様子も見えやすい環境です。
データや書類だけで人を管理するのではなく、各部門の責任者やスタッフと直接コミュニケーションを取りながら仕事を進める機会が多いことも、ホテル人事の特徴といえるでしょう。
ホテル人事の1日の流れ
人事の1日は、採用担当か労務担当か、分業しているかどうかによって大きく変わります。
ここでは、採用と労務を幅広く担当するホテル内人事を例に、一日の流れを見てみましょう。
| 時間 | 仕事内容の例 |
|---|---|
| 9:00 | 出勤、メールや勤怠状況を確認 |
| 10:00 | 応募者との面接 |
| 11:00 | 入社・退職手続き、書類作成 |
| 12:00 | 昼休憩 |
| 13:00 | 部門責任者と採用・人員配置について打ち合わせ |
| 14:00 | 社内研修や入社オリエンテーション |
| 15:30 | 従業員からの相談対応 |
| 16:00 | 勤怠チェック、給与関連業務 |
| 17:30 | 応募者への連絡、翌日の準備 |
| 18:00 | 退勤 |
あくまで一例であり、毎日同じ仕事をするわけではありません。
新卒採用の時期は説明会や面接が増え、給与計算の締め日前後は勤怠確認が増えるなど、時期によって業務の比重も変わります。
研修担当なら一日を研修運営に使うこともあるでしょう。
ホテル人事の勤務時間や休日
ホテルの現場職はシフト勤務が中心ですが、人事だからといって必ず土日祝休みになるわけではありません。
本社の人事部門では平日の日中を中心に働く求人がある一方、ホテル内の管理部門ではシフト制を採用している施設もあります。
実際に、ホテル事務職をシフト制として募集しているホテル運営会社もあります。
そのため
- 勤務時間
- シフト制か固定時間制か
- 土日の出勤有無
- 年間休日
- 夜間の緊急連絡への対応
- リモートワークの可否
などは求人ごとに確認しましょう。
「人事ならカレンダー通りに休める」と考えて転職すると、入社後のミスマッチにつながる可能性があります。
ホテル人事の平均年収はどれくらい?
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、「人事事務」の全国平均年収は525.2万円です。
ただし、この数字はホテル人事に限定された統計ではありません。また、平均年齢は44.9歳であり、管理職や経験者も含まれています。
実際のホテル人事の給与は
- 人事経験
- ホテル業界での経験
- 担当業務
- 役職
- ホテルの規模
- 外資系・国内系
- 勤務地域
などによって変わります。
平均年収だけで判断せず、実際の求人で自分の経験に近いポジションの給与を確認した方が現実的です。
ホテル人事のやりがい
ホテル人事は、お客様へ直接サービスを提供する職種ではありません。
一方で、ホテルで働くスタッフや組織を通じて施設運営を支えられる仕事です。
採用したスタッフの成長を近くで見られる
ホテル内人事では、自分が採用に関わったスタッフと同じ施設で働くことがあります。
入社当初は未経験だったスタッフが仕事を覚え、お客様から評価されたり、責任ある仕事を任されたりする姿を見ることもあるでしょう。
採用して終わりではなく、その後の成長まで見届けられるのはホテル内人事ならではの魅力です。
働きやすいホテルをつくれる
勤怠管理、人員配置、研修、人事制度などは、スタッフの働きやすさに直結します。
現場から出た問題を人事制度や運用の改善につなげられれば、スタッフが仕事に集中しやすい環境をつくれます。
人事の仕事は表から見えにくいものの、ホテルのサービスを支える土台の一つです。
組織全体を見る視点が身につく
人事は宿泊部門だけでなく、料飲、調理、営業、管理部門など多くの部署と関わります。
ホテル全体の人員配置や採用状況を見るため、特定の部署だけではわかりにくい組織全体の動きを把握しやすい仕事です。
将来的に人事マネージャーや管理部門の責任者を目指したい人にとっても、幅広い経験につながります。
ホテル人事の大変なところ
ホテル人事はスタッフを支える一方、人に関わる仕事ならではの難しさもあります。
部署ごとの事情を踏まえた調整が必要
ホテルでは、部署によって仕事内容も繁忙時間も異なります。
たとえばフロントとレストラン、調理では、必要な人数や求める経験も同じではありません。
各部署から要望を受けるだけではなく、採用状況や会社の方針も踏まえて調整する必要があります。
ときには、現場の要望をそのまま実現できない場面もあるでしょう。
給与や個人情報など機密性の高い情報を扱う
人事は
- 給与
- 人事評価
- 採用選考
- 健康情報
- 休職
- 退職
- 従業員間のトラブル
など、外部やほかのスタッフへ漏らしてはいけない情報を扱います。
業務上必要な範囲を超えて情報を共有しないなど、慎重な情報管理が欠かせません。
人間関係や労務上の問題に対応することもある
人事には、働き方や人間関係についてスタッフから相談が寄せられる場合があります。
制度だけでは解決できない問題もあるため、本人の話を聞くだけでなく、上司や関係部署と調整しながら対応することが求められます。
スタッフと会社の双方の立場を踏まえなければならない点は、人事の難しさの一つです。
ホテル人事に必要なスキル
ホテル人事として働くために、必須となる国家資格はありません。
一方、実務では次のようなスキルが求められます。
コミュニケーション能力と調整力
人事は採用応募者だけでなく、スタッフ、管理職、経営層、人材紹介会社など多くの人とやり取りします。
特にホテル内人事では、複数の部署から採用や人員配置について相談されることがあります。
相手の要望を聞くだけではなく、状況を整理して関係者の合意を取る調整力が重要です。
正確な事務処理能力
勤怠、給与、社会保険、入退社など、人事には間違いがスタッフへ直接影響する仕事が少なくありません。
期限を管理しながら、数字や書類を正確に処理する力が必要です。
労務や人事制度に関する知識
労働時間、休日、有給休暇、社会保険など、人事には労務に関する知識も求められます。
制度や法令は変更されることがあるため、入社後も継続して知識を更新していく姿勢が欠かせません。
PC・データ処理スキル
人事では、勤怠システムや給与システム、人事管理システムなどを使用します。
表計算ソフトを使って人員数、採用状況、残業時間などを集計する仕事もあるため、基本的なPCスキルは身につけておきたいところです。
管理職になると、人事データを分析して離職や残業などの課題を把握し、改善策を考える仕事まで担当することがあります。
英語力はホテルによって異なる
英語がホテル人事の必須スキルとは限りません。
ただし
- 外資系ホテル
- 外国籍スタッフの多いホテル
- 海外本社と連絡するポジション
- 外国人採用を担当するポジション
では、英語力を求められる可能性があります。
求人票にTOEICなどの基準がなくても、「ビジネス英語」「英語でのコミュニケーション」といった条件が設定されていないか確認しましょう。
ホテル人事への転職は未経験でもできる?
未経験からホテル人事を目指すことは可能です。
ただし、「ホテル業界が未経験なのか」「人事そのものが未経験なのか」によって転職の難易度は変わります。
ホテル未経験・人事経験あり
一般企業で採用、労務、給与計算、人材育成などを経験している人は、ホテル業界が初めてでも経験を生かせます。
実際に、ホテル業界未経験者を対象とした人事求人もあります。たとえばアマン東京の人事求人では、人事実務経験を条件としながらホテル業界未経験者を歓迎しています。
転職するときは「人事経験がある」だけではなく
「中途採用を年間○名担当した」
「給与計算を○名分担当した」
「研修制度の運営を担当した」
など、具体的な経験を伝えると強みが伝わりやすくなります。
ホテル経験あり・人事未経験
フロントやレストランなどホテル現場の経験を生かして、人事へ移る方法もあります。
現場経験者は
- 各部署の仕事内容
- シフト勤務
- ホテル特有の繁忙時間
- スタッフが抱えやすい悩み
- ホテルで求められる接客品質
などを理解していることが強みです。
人事未経験でもホテル勤務経験者を対象とする求人は実際にあります。
現在の勤務先に人事部門がある場合は、社内異動の可能性を確認する方法もあります。
ホテルも人事も未経験
ホテル、人事のどちらも未経験の場合は、選べる求人が狭くなります。
それでも、採用アシスタントや人事事務など、補助業務から募集している求人であれば応募できる場合があります。
実際に、採用の日程調整、データ入力、勤怠確認、入退社手続きなどを担当する未経験者向けのホテル人事求人も見られます。
事務経験、PCスキル、接客経験など、応募先で生かせる経験を整理して求人を探しましょう。
ホテル人事の求人を見るときに確認したい6つのポイント
同じ「ホテル人事」という求人でも、仕事内容や働き方はかなり異なります。
入社後のミスマッチを防ぐため、次の6点を確認しておきましょう。
1.担当業務はどこまでか
採用専任なのか、採用・研修・労務まで担当するのかによって仕事は大きく変わります。
「人事業務全般」とだけ書かれている求人では、面接で具体的な担当範囲を確認しましょう。
2.本社勤務かホテル勤務か
本社人事とホテル内人事では、現場スタッフとの距離や仕事内容が異なります。
複数施設を横断して担当するケースもあるため、配属先まで確認が必要です。
3.人事部門は何人いるか
人事部門の人数が少ないほど、一人あたりの担当範囲が広くなる可能性があります。
採用や労務の専門性を深めたい人は、分業体制も確認しておきましょう。
4.人事と総務を兼任するか
寮、社宅、制服、社員食堂、健康診断、安全衛生などを人事が担当するホテルもあれば、総務が担当する施設もあります。
「人事総務」として募集されている場合は、特に業務範囲を確認しておきたいところです。
5.勤務時間と休日はどうなっているか
ホテル人事=土日祝休みとは限りません。
シフト制のホテル内人事もあるため、固定勤務なのかシフト勤務なのか、休日は何曜日になりやすいのかまで確認しましょう。
6.英語をどの程度使うか
外資系ホテルでは、ホテル内の会話だけでなく、海外本社への報告や人事システムの操作で英語を使うケースがあります。
「日常会話程度」で足りるのか、「会議や文書作成ができるレベル」が必要なのかでも難易度は大きく変わります。
応募前や面接で、実際にどの場面で英語を使うのか確認すると安心です。
ホテル人事は「人」を通じてホテル運営を支える仕事
ホテル人事の仕事内容は、採用だけではありません。
採用したスタッフの配置や育成、人事評価、勤怠・給与管理、福利厚生など、入社から退職まで幅広く関わります。
一方で、担当範囲はホテルによって大きく異なります。
大規模ホテルでは採用・研修・労務を分業していることがある一方、小規模な施設では人事と総務を兼任するケースもあります。本社勤務とホテル勤務でも仕事の進め方は変わるでしょう。
ホテル人事への転職を考えているなら、職種名だけではなく「自分が何を担当するのか」まで求人票や面接で確認することが大切です。
ホテリエキャリアでは、ホテル・宿泊業界に特化して転職をサポートしています。
「ホテルの人事に興味はあるものの、自分の経験で応募できる求人があるかわからない」「求人票だけでは実際の仕事内容を判断しづらい」という方は、希望する働き方やこれまでの経験を整理したうえで、自分に合う求人を探してみてください。

